コーラスも良く歌い、抜けが良くなり良い気になって聴いていたが、F特を測定して愕然。
低域が痩せている。そんなに不満には思ってなかったが、今思い出すとやはり逆三角形の周波数バランスになっている。いかんいかん。
まずはプリを測定する。良い感じなんだけど、パワーと繋ぐと低域が減衰してしまう。パワー単体でもF特は良いのだ。
マッチングが取れてない、ってどうする?
試しにCfD‐8の出力インピーダンスを測ってみた。
こいつ(CfD‐8とMfD-3.1)と繋いだ時も低域が出てなかったんだ。測定結果は約150Ω。マッチングが取れてないとF特が良くないかと思ったが、そういえばプリはマッチングを取っているんだった。
やはり設計通りに組んでないプリを弄ることとした。
1.NFBは今は0だが、前にやった1dB、6dB、とやって10dBに戻した方が低域特性が良くなる。
2.まだ物足りないので、思い切ってOPT二次側の600Ωのターミネイト抵抗を復活させてみた。少し良くなった。1.2kΩも試したが、あまり変わらないので設計通り、二次巻線と同じ値とした。
3.もう少し良くしたかったので、一次側の抵抗とコンデンサーをワニ口で仮に接続、測定してみたが、あまり変わらなかった。
4.一次巻線は二巻線でプッシュプルで動作させてるので、試しに抵抗を分割してみた。これで少し良くなった。
5.電源入れたまま、NFBの補正コンデンサーを当ててみたが、これは変わらなかった。
最終的なのは一番上の赤い線。
と言う訳でいま、試聴している。昨日ほどの抜けの良さは無い。これは低域が厚くなっているから中域に被っているのではないか。それでも漂う感じも出て、音が生きていると思う。そしてなんとなくこの中音の張りのようなもの、そんなにぱっつんしてるのではないが、それがターミネイト抵抗を付けたときの音の特徴に思う。
NFB掛けたときの音が死んだ感じはあまりない。NFB無しの時のあのウキウキ感は無いのだが。
これで音量上げたときの煩さがどうなるか。
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