analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

CfD-7.1 調整8 OPT補正。

2019-11-04 00:05:19 | CfD-4 (オートバランス)

コーラスも良く歌い、抜けが良くなり良い気になって聴いていたが、F特を測定して愕然。

低域が痩せている。そんなに不満には思ってなかったが、今思い出すとやはり逆三角形の周波数バランスになっている。いかんいかん。

まずはプリを測定する。良い感じなんだけど、パワーと繋ぐと低域が減衰してしまう。パワー単体でもF特は良いのだ。

マッチングが取れてない、ってどうする?

試しにCfD‐8の出力インピーダンスを測ってみた。

こいつ(CfD‐8とMfD-3.1)と繋いだ時も低域が出てなかったんだ。測定結果は約150Ω。マッチングが取れてないとF特が良くないかと思ったが、そういえばプリはマッチングを取っているんだった。

 

やはり設計通りに組んでないプリを弄ることとした。

1.NFBは今は0だが、前にやった1dB、6dB、とやって10dBに戻した方が低域特性が良くなる。

2.まだ物足りないので、思い切ってOPT二次側の600Ωのターミネイト抵抗を復活させてみた。少し良くなった。1.2kΩも試したが、あまり変わらないので設計通り、二次巻線と同じ値とした。

3.もう少し良くしたかったので、一次側の抵抗とコンデンサーをワニ口で仮に接続、測定してみたが、あまり変わらなかった。

4.一次巻線は二巻線でプッシュプルで動作させてるので、試しに抵抗を分割してみた。これで少し良くなった。

5.電源入れたまま、NFBの補正コンデンサーを当ててみたが、これは変わらなかった。

最終的なのは一番上の赤い線。

と言う訳でいま、試聴している。昨日ほどの抜けの良さは無い。これは低域が厚くなっているから中域に被っているのではないか。それでも漂う感じも出て、音が生きていると思う。そしてなんとなくこの中音の張りのようなもの、そんなにぱっつんしてるのではないが、それがターミネイト抵抗を付けたときの音の特徴に思う。

NFB掛けたときの音が死んだ感じはあまりない。NFB無しの時のあのウキウキ感は無いのだが。

これで音量上げたときの煩さがどうなるか。


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