今日はアンプいじりは無し。
夕べ小さい音で鳴らしたら結構良い音で鳴った。こういう時は大音量が良くない。今日、風呂上がりに爆音ではないが音量大き目で鳴らす。集中できていないがあれ?悪くないじゃん。ってか、良いんじゃない?
音が歪っぽくなるのはスピーカーの所為か?と疑ったが、MfD-5(ミューラードタイプのUL)をNFB無しに改造した時の音は全然歪っぽくなく底力が有った。スピーカーは大丈夫なはず。
今の音は少しチクチク、と言うか、金属系の音。滑らかさ、心地良さはあまりない。でもロー出しハイ受けのアンプを繋いだら、なよなよ、と言うか、薄い感じになる。絶対今の音の方が良い。高音は70kHzくらいで超ピークが有るのだが、音はそんなに悪くはない。ただ、それを潰すとチクチクした感じが無くなるかな?
声の感じは若干曖昧なところも有る。ロー出しハイ受けの頃は、顔の大きさが丸く分かっていて、顔色?素肌?もなんとなく分かったが、今の600Ω伝送はおおざっぱに言うと皆同じ。前はCDそのまま、って感じの鳴り方だったが、今はトランスで音を作ってる、そんな感じか。顔の大きさというものが無く、顔の大きさが点である。ごく小さい。音場という概念が無くなった。真ん中に声、バイオリンがこの辺で、ピアノはこっち、というのが分かりづらい。ただ、面で鳴ってる感じは薄い。奥行き感が少し有るのかもしれない。
ほんとは声やバイオリンが、「ぽっ」と浮かび上がってほしいのだが、このスピーカーには無理の様だ。このスピーカーは、音場の「空気感」「広さ」を出すものとごく最近分かった。今まで無い物ねだりだった。
体育館の床、ステージ前に膝を抱えて座って、ステージを見上げて縦横の大きさを感じる、そんな表現しか出来ないが、それを出すスピーカーなんだ。音場の「枠」が分かる。極稀にそれが出るときがある。その時は各楽器が浮かび上がらず、いわば面で鳴っている。この広さを出すスピーカーには今まで出会ったことは無いかもしれない。
ダイレクトラジエーションのスピーカーの特徴と思う。
ホーン型は音波をホーンに乱反射してる以上そのような「空気感」は出ないのでは無いか?音を中心に集約するのでエネルギー感、実在感は出るのかもしれない。
音像が浮き上がらないのは悔しいが、音場に包まれるのは大変心地よい。
その音が出たときだけ、「このスピーカーで良かった」と思う。
アンプの評価だった。
もう前のロー出しハイ受けには戻るつもりは無い。今のアンプで、この「作られた感じ」を払拭したい。プリアンプをもう一度組直す。なんか電源トランスからジーと音がする。チョークの電圧から電流値を計算すると、電源トランスの定格一杯のようだ。終段はもう少し電流を食わせたいので、大きめの電源トランスにしたい。合わせてB電源の配線を遠くに引き回してるので、左右をもう少し離してその間に配線を通したい。
中のサブシャーシだけなので軽く考えてる。
そして、バランス接続を試したい。今日、某HPを見てて、なるほどと思った。バランス接続はアースとマイナス側が分離する。トランスを弄ってるからか、回路図をやっと納得が出来た。アース配線は色々な信号が流れる。それと分離でき、純粋な信号を伝送できるんだ。
ただ、以前読んだ雑誌では、バランスとアンバランスの音質差は余り無いようなものを読んだことがある。あれってRCAの代わりにケーブルだけバランスにしただけなのかな?なんて疑ってしまう。
そして、パワーアンプ。本来こいつの電圧増幅段は6188(6SL7の高信頼管)であって、これのグリッド抵抗と同じ値の物で12AX7を駆動してる。これって間違ってね?と思うが、今が良いのだし、確か検証もしたから多分大丈夫だろう。後で確認するのかも?
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