analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

CfD-7.1 調整10 いったん終了。

2019-11-09 11:43:10 | プリアンプ

夜中に小さい音で鳴らしてみた。

Rchはトランス補正無し。Lchは有り。

パワーアンプを左だけONで聴く。その後右だけONで聴く。

二本鳴らさないと広がりとか分からないな、と思いつつ聴くと、結構違い出た。

圧倒的に右の補正無しが良い。一個一個音が浮き上がる。補正有りは平面になる。

 

現在のプリの仕様。

黄色丸にはフィルターのコンデンサー0.1μFと抵抗330kΩがあった。

赤丸はOPT。補正用の抵抗とコンデンサーは外した。

 

初段12AU7。オートバランス型とか言うらしい。

出力段は5687PP。ラインアウトトランス(OPT)はアイエスオーのNP-126を10kΩで使用、補正抵抗類はすべて外す。

オーバーオールのNFBは無し。

これでゲイン38dBほど、出力インピーダンスは750Ω程になった。この辺はほんの少しNFBを掛けても良いかと思うが、その時はもしかしたらOPTに抵抗を抱かせなければいけないかもしれない。

5687はプレート電圧が230Vと、少し低いので調整はしたい。U7の方は80Vと少し高い。この辺は、NFBを掛けるならシビアにしたいが、掛けないので今はこのままいく。

今回組んで、配置の問題点が分かったのでこの次組む時は先の電圧調整も含めてちゃんとしたい。

 

鳴らしているのだが、最初、高音がきつくてマイッタ。

時間とともにそれは収まったが、全体に高域寄りのバランスだ。

入力のフィルターを外した所為か、声の、と言うか顔の表情が少し出てきた。今までは点だったが、少し丸くなってきた。

テストなのでスピーカーの合皮のマスクを仮に付けてるが、これでも高音寄りになるんだから相当なもんだ。

 

今回のF特測定で低音が落ちてしまうのはトランスの所為かと思っている。プリの出力とパワーの入力に二個も使ってるんだ、そりゃ落ちるかな、とあきらめた。

 

ちなみにローカット周波数を計算してみた。式はf=1/(2πRC)より、

カップリングコンデンサー0.22μFとグリッド抵抗680kΩでは1.06Hz -3dB。

入力フィルター0.1μFとグリッド抵抗330kΩで4.82Hz -3dB。

まあ、十分ではないか。


コメント    この記事についてブログを書く
« CfD-7.1 調整10 ... | トップ | トランスに付いて »

コメントを投稿