analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

DP‐80 修理3 電源他基板~試運転

2019-11-27 00:05:17 | DP-80

PIC基板の後は電源基板。こいつは交換部品が少なくすぐ終わる。

a673一個とコンデンサーが三個。

 

 

次は名称不明基板2228085。

c458はc1815へ代替え。d467は入手が出来なかったので未交換。幸い足も黒くない。

そしてコンデンサーを十二個交換。

 

ストロボスコープを掃除する。

電源トランスのインシュレーターを外してみたら結構劣化してた。

ラバープロテクタントで保護。片側が潰れていたので天地逆で取り付ける。

モーター以外を組み込む。

角ではないコネクターには念のためマーキングをしていたが、一か所危ないところがあった。下画像右側の基板の上の方、ピン端子が白い二本の線の下に左方向に生えている。

ベース部分はDP‐7000の方が厚みが有ったような気がする。リブで強度を増し、軽量化を図ってるのだと思うが振動対策にはなってない様だ。電源トランスもDP‐7000より小さい。やはり値段なりなのかな。

モーターを組む。

紙を挟んで磁気ヘッド位置を決める。

最後の点検、基板のコネクターを一か所忘れてた。

カバーは付けないで電源を入れる。

スイッチの端子に触ってしまい、びりっと来た。

が、タンテは回りだした。やったー。

が、ストロボが安定しない。ヘッド位置を再度調整したらロックした。

何とか上手く行ったようだ。

カバーを付けて、ターンテーブルを付けず電源入れてみたら、フレームがゆらゆら揺れた。ダイナミックバランスはとられていないようだ。DP‐7000はそんなことは無かった。

 

今回は原因が分からない。

異常の状態は、はじめ正規に回転するが、5分くらいで止まってしまう。これはコンデンサーが原因と思う。

その後は高速回転になってしまった。これはトランジスタが原因だと思う。

よって今回はラジアル型の電解コンデンサーは全数交換。トランジスタに付いてはa458等、足の黒くなっているものを重点的に交換した。

簡単に内部も掃除したが、モーターの下のスポンジは取り去ったままだ。

止まってから三か月。

いま、20分ほど回しているが、問題無い様だ。

 

DP‐80が復活したので、トーレンスTD‐521にはいったん移動していただく。

そして前から思ってたセッティングを行う。

まず、SWの足をタンテの足にする。そのためにハヤミのブロックをSWに敷く。先日DS‐3000の高さを下げたので、SWも下げたいと思っていた。

流石に重いので、ユニットを外す。

 

ラックに足を載せる。

おっと、左右逆だ。切り口が見えてしまう。

予めアームを付けた大理石ベースを載せる。

合皮カバーを被せる。

タンテを載せる。

底が当たるかと思ったが大丈夫だった。

アームのベースを右左逆に取り付けてしまったがまあいい。正式にはロックするネジを内側に、位置を変えるネジを外側にするのだが、勝手が良くないので此方が正式だと思うのだが。

再生。いきなり一番の音が出た。トーレンスは当たりの良い、心地良い鳴り方。なんかうまくまとめた感じだが、こちらは出すものは出す。と言う感じ。不安定さが無く、かっちりなる。私はこの方が安心感が有る。

タンテを操作する場所では低音がよく聴こえるのだが、ソファに座ると逃げてしまう。まあ、前よりは出るようになったがもう少し厚くなれば、というのも無くはない。

まず、フォノイコのNFBを少し増やす。全体のまとまりが良くなった。

もっと増やす。多分10dBくらいのとこ。スピーカーの後ろに広がった。そして躍動感が減った。なんかこう、インピーダンスのミスマッチ?のような、「もっと出るはず」な気がする。

しかし何だろう?フォノの違いがよく分かる。今なららボリューム前回から少し絞ったところが良い。トーレンスの時はこっちかな?あっちかな?って判断しづらかったのに。

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