スピーカーがチューニングによって突然良くなることがある。
もちろん自然にではなく何かしら手を加えてだ。
今回のNS‐690Ⅲではマグネットの防振だ。
このスピーカーは以前にいろいろ手を加えた事がある。
ネットワークをTY・SQとWFで分割しバイワイヤにした。
TWのガードを剥がした。これは
”高域で問題となる指向特性や周波数特性を改善するアコースティックディフューザー”
なのだという。
SQに音響レンズに真似たものを付けた。
DS‐3000も色々やった。ネットワークのコンデンサー・コイル・抵抗交換。定数はそのまま。
内部配線を交換。
ユニットの取付ボルトのワッシャーをセイシンのものに変更。
690Ⅲはマグネットの防振、3000はネットワークの部品交換で音が変わった。
これが転機だった。
ユニットから音が離れる。
中高域のつながりが良くなる。フルレンジのように鳴る。
コストの関係で出来ない、ここまで、という縛りを取り去ると本性を出す。
じゃあ、2ウェイはどうか。
AR‐4X
SP‐50
LS3/5a
NS‐10MM
301V
などを使ったが、これらは最初からフルレンジのように鳴り満足度は高い。
手を加えることを必要としない。
スピーカーの究極はフルレンジ。
・・・フルレンジに戻る。
そゆこと?
私の場合はマルチウェイがフルレンジに近くなっているので、フルレンジに戻る気配がない。
そういえばアンプもフルレンジのように鳴るようなチューニングをしてた気がする。
フルレンジね~
20210819