SL15E推奨の、オルトホンのSTA41と言う昇圧トランスは、
一次インピーダンス 1.5Ω
二次インピーダンス 20kΩ
よってインピーダンス比 13,333
昇圧比 115
と結構大きいい。
0.025mV、2ΩのSL15Eの真価を発揮させるためにはこの位大きいものを使わないといけないのか?
マンラツMC千の3Ωの昇圧比は31.7。
もう一段マイソニックのSTAGE202(12.6倍)を通して約400倍にした。
こんなんで音出んのか?思ったが、でた。
エコーのお化け。
ホールトーンと言うより電気的にエコーを付けた感じ。
嫌いではない。
が、音像が下の方にあり、音場は狭いけどその外側にエコーが響く。←変な表現だけど、言葉にするとこんな感じ。
ちとやりすぎかと思い、MC千を40Ω側に切り替えた。
これで昇圧比126となり(ハズ)、STA41の115に近づいた。
音は、もしかして上手く行ったっぽい。
声の像が下ではなく宙に浮いて馬鹿でかく前に来て、若くなった。
他の楽器は後ろに回って心地よい。
全体に「カラッ」「パリッ」としてるが、刺激的でなく優しい。
SL15Eは薄い音と思ってたが、身が詰まっている。
評価を訂正したい。
ああ、STA41で聴いて見たくなった。
これを泥沼と言う。
20210802