TA‐F555ESXⅡのパーツ到着までもう少し掛かりそうだ。
先日ボーズのスピーカーを鳴らしたので、今日はサンスイのSP‐50を鳴らそう。
プリはウェストリバーのWRC‐α1FBAL。
パワーはヤマハのAX‐1200二台。
なぜか今日は良く鳴っている。
どうした?
スピーカーから音が離れる。
ビルエヴァンスのcdなのだが、これってライブだったんだ。
後ろでカサカサ音してると思ったら、人の気配がする。
シンバルがパチパチだったのが、ふわあーんとなる。
ピアノはスピーカーのせいでなんか違う楽器のようだけど。
とりわけ特徴のない音。
こういう音、って説明のできない。
過不足無い。
どちらかというと遊びの無い、かっちりした音。
余韻とか響きとか、そういうのは無い。
ああ、私の好きではない音なんだ。
プリアンプが音を支配している。
じゃあなんで持ってる?手放せばいいじゃん。
買う人いるか?
いや、そうじゃない。
リファレンスなんだ。
真空管アンプでは出ない音。
ゆるぎない、安定な音。
多分手放したら後悔する。
たまに聴きたくなる。無性に。
パワーとのマッチングが取れてるか?疑問もある。
AX‐1200単体で鳴らした方が良いところもある。
でもどちら?と聞かれると、ウェストリバーアンプ。バランス接続。
久しぶりにウェストリバーのHPを開こうとしたら出来なかった。
やめちゃったかな。
川西さん、一度会いたかった。
先日、このプリを開いて見た。
ブラックゲートのコンデンサー、双信のSEコンデンサーなど。
ケーブルは良く分からない。VRは東京光音4連。
傾向としては私の選ぶ正反対のパーツ。
真空管アンプでこれ等の物を使うと音が無機質になる。
だから私は避けていたが、想像に難くない音になっている。
だが、このアンプはその先に行っている。
音場の後ろの方の雰囲気が出る。
この(ある一定の)先の音を求めてきた。
真空管アンプではこれが出てる気がする。
完成度の高い「ただ組みました」から、ブレイクスルーした音。
皆さんこれをもとめて自作してるんじゃないか?
そんな気がする。
なにかこのまま無くなってしまうには惜しい機種だ。
ここで紹介しておこうと思った。
20200905