少し大きめで音出ししてみた。
良さそうだ。思い込みもあるかもしれないが、良い。
ただ、高音がざらついてる。声も時々ざらつく。
アンプが冷えてるからかな?と思ったが、段々気に付くようになってきた。
30分も鳴らしてるが、やっぱダメかも。
歪みっぽい。出る音はちゃんと出て、今までに無い解放された感じで良い。低音もどん、というのは無く、なにか出てるな、と感じるだけの私好みの音。
やはり、電流流し過ぎかな。第一アンプが破綻しそうで落ち着いて聴いてられない。
もう少し上手く行かないかな、と定数を変えてみた。
5687の電流を下げて歪っぽいのが無くなるか?
ドロップ抵抗とカソード抵抗を換えてみた。真ん中の抵抗は、コンデンサー(後ろの青い物)をパラで使ってるので間に抵抗を挟んでπ型フィルターにしてみようと思った。抵抗値の変更も楽になった。
13.49mA
12.94mA
12.53mA
11.06mA
途中、初段U7も少し電流を増やしてみた。
最終的に10.90mA、プレート電圧Ep225V とした。この時カソード抵抗Rk470Ω。内部抵抗rp2.98Ω。結構高くなった。
もう少しRkを下げて電流が減らないようにEpを下げてもrpは下がるハズ。なのに抵抗の手持ちがない。
400Ω位が有ればいいと思う。
試聴してるのだが、良い感じだ。音離れが良い。
計算方法だが、動作例からEp250Vと180Vの中間215Vの時のIp、rpをそれぞれ比例で出す。
そしてその電圧の時の内部抵抗rp’=rp×(Ip/Ip’)^(1/3)により算出。Ip’はRkの電圧の値より計算した値とした。
合っているかは分からないのだが・・・。
それでもどうもプレート電流が低い気がする。もしかしてヒーターの電圧が足りないのかも?交流点火にした時5.7V程にしかならず、一割ほど定格より低い。
ヒーターの所為で内部抵抗が下がらないのは本末転倒、ハムは覚悟の上、直流点火を交流に戻してみた。
最終的に 11.67mA(5%ほど上がった)、プレート電圧Ep225V とした。Rk470Ω。この時内部抵抗rp2.93Ω。少し下がった。
いまはこんなものだろう。
この数字(測定値)を見て音を判断するきらいが私にはある。音が良くても測定値が良くないと飽きてしまう。
まあでも少なくともNP‐126の時よりは良い。トランスを通れば押さえつけられたような音になると思ったが、そんなことは無い。そんな音は放送局で通用するとは思えない。
ただ、ハムが有る。AC点火によるハムの増加は感じられない。左から聴こえるのでOPTがACコードの影響を受けてるのだと思うのだが。TSMはむき出しだし。
トランス、楽しい。交流で動作、ってのが問題なんだな。