予備の、TAC-1型を模したプリの初期型を持ってきた。
これを聴くと、Ⅱ型はあんなに高品位なパーツを使ったのにそれほどの差が出ないのはどういうこと?と思ってしまう。
まあ、高域の伸びは似たり寄ったりでは有るが、初期型、負けてない。
これでプリ有り無しを比較したらどうか?
バイパスしたら、音場がパーっと開けた。
プリ有りはパーツをいくつも通した弊害があったような感じだった。
ただ、弦がきつい。他の楽器は空間から浮かび上がって生き生きしてるし低音なんかも深い。この辺が悩ましい。オーデイオ的にはいいのだが、音楽が詰まらない。
肝心のマッチングに付いて、プリは問題無さそうだ。良い感じ。後はヌケてくれれば・・・。
音がヌケる?Ⅱ型は?
再度Ⅱ型を持ってきた。
アンプがまったく暖まってない状態だが、割と良い感じの音が出た。先日の音は何問題が有ったかの様。今は問題無い。
流石に抜けはイマイチだが、それでも初期型よりは良い。
低域も深々としてる。ちょっと低域をすっ飛ばして超低域が響いてる感じもし無くはない。
そうだ、この音のバランス、音色を聴いてプリは「必要」となったのだった。
今ではもう少し抜けが良く成らないか?そう考えてしまう。
ビシェイの抵抗、アルプスのVR、6N配線材、オイルコンデンサー、セイデンのセレクター(BTS仕様?)など、思いつく限りの贅沢仕様なのだが。
今ならトランスの配置、アースの引き回しなどを改良するな。
段々暖まってきたかな?Ⅱ型プリ。
なめらか。高級機の佇まいになってきたように感じる。
私の言う高級機って、アキュフェーズ。
これを聴くと、電力伝送、なんか間違ってないか?心配になる。
結論は、難しい。プリ無しの抜けも捨てがたいし、有りのこの上品さも良い。
いま、CDを掛けてるのだが、LPならプリは必須となるのだが。
パワーはEL34のstereoタイプを使ってるので、これを何とかしたらプリ無しでも・・・
妄想は膨らむ。