国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

健康診断

2013-07-10 08:07:00 | Weblog
先輩社員に風邪を理由に飲み会を断ると、必ずと言っていいほど「アルコール消毒すれば治る」と言われ連行されたものだ。今ならパワハラで問題になるだろうが、社会に余裕があった時代笑い話で片付けることができた。先日の生活面に掲載されたがん放置療法などはそれを思い出させる記事だった。要約すると「がん治療で内臓を取られ、抗がん剤治療で苦しみぬく。これはがん治療ではなく不必要な治療が原因。健診でがんを見つけられなければ、何年も活躍できたかもしれない(実経験として)。体の中に潜んでいるがんをわざわざ健診で見つけ出す必要はない」。そして翌日は「日本人の全がん患者の3.2%はCTによる被ばくで発がんしている」前者は慶応医学部の医者、後者は医療ジャーナリストの主張。占い師の戯言ではないのである。
日本医師会は健診を推奨し、健診によって早期発見されたがんを最新の医療機器を駆使することで完治できるとしている。これが我々知るがん治療の常識。だが内臓を切除した後のQLやその後の抗がん剤による苦痛は延命したことによる代償、忍従することが当たり前で、その実態が表立って語られることは少ない。この提言は、その選択肢が大きく広がることと、表裏一体となった生き方=死に方をも考えさせるものだった。みなさんはどうお考えか。
なんて言いながら、前日酒を断って9日火曜、ドキドキしながら人間ドックに行ってしまった小生なのである。