国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

ハシズム

2012-01-18 09:08:03 | Weblog
15日の報道ステーションSUNDAYで激論を戦わせたのは橋下大阪市長と山口二郎北海道大学大学院教授。ただ正確性を期すと、激論ではなく論破。橋下市長が山口教授を一方的に攻め立て一切の反論を許さなかった。事の発端は、山口教授が精神科医香山リカさん等と共著の「橋下主義を許すな」。独裁者として民主主義を破壊するモンスターとして描かれているこの著書に、橋下氏がいくつかの例を出し認識不足極まりないと罵倒する。そもそもこの本は、大阪市長選の直前に発売され、ネガティブキャンペーンとして体制側に利用された。教授も認識していただろうし、言わば確信犯だった。橋下市長は倍返しの時を虎視眈々と狙っていたのだろう。言葉の端々に「実態を知らない学者のお気楽論」と揶揄する。これはいわば挑発であって、宣戦布告でもある。だが、なかなか劣勢挽回できない。教育改革で成功した自治体のケースで活路を見出した教授だったが、それも以降の変化を示し言下に否定された。そして形勢逆転できないまま「政治家を批判するのが学者の本分」と最後っ屁。確かに学者やメディアは政治を監視する装置として働くことが使命で、同時に言葉に責任を負わなければならない。あまり無責任な論を立てるのは嘲笑の対象としかならない。さて、田原総一朗司会の「サンデープロジェクト」が終了の後、テレビ朝日は小宮悦子をメーンキャスターに据えた「サンデー・フロントライン」が放送したが、これが政治性も薄く、かといって総合情報番組でもなく、全く方向性の見えない番組で、視聴率が取れずあえなく終了した。そこで、テレ朝がフリーキャスター長野智子を擁して巻き替えにを図ったのがこの番組なのである。彼女はフジテレビアナウンサーとして入社したが、バラエティーを重視する放送姿勢に疑問を持ち退社したが、その後骨太のニュースを発信し続けてきた。昨年10月から放送されたこの番組だが、15日の企画でやっと視聴者に認知されたような気がする。日曜朝の顔復権。(田原総一朗は嫌いだったが)