朝刊に載った「脚のないヘビ」の記事であるが、補足しよう。ヘビはトカゲの祖先からから進化した。トカゲがピカチュウだとしたら、ヘビはライチュー。生物学的には耳孔、腹板、まぶたの可動性の有無により大まかに区別しているそうだ。つまり脚がないからヘビだと形態的に分けることができない。しかし、一般的に耳孔がないはずのトカゲにも備わっているものや、腹板やまぶたも混交。我々がナゾノクサとクサイハナの区別が付かないのと同じだ。さらに問題を複雑にしているのはトカゲ類の多くのグループが四肢が退化する進化を続けているそうで、今回発見された新種はまさにこのケース。こうなると爬虫類同士誰が親戚なのか、天敵なのか、あるいは恋をする相手なのか困ると思うのだが…この説明は蛇足か。
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