評価=
死刑による死を望み、そのため何の関係もない2人を殺害、多くの方を負傷させた土浦無差別殺人事件の犯人金川真大元死刑囚との接見をまとめたもの。金川は厭世観から死を望むが、自死では失敗の可能性があることと、苦痛が大きく長時間にわたるなどの身勝手な理由で、死刑判決を得るため無差別大量殺人を起こす。応報刑は犯した罪に応じた刑を与えるということだが、それは受刑者が常識的な苦痛や死への恐怖があることが大前提。死刑を望むものへ死刑執行は応報刑の論理から矛盾する。それでは、金川にとって最大の苦痛、生を強要するのか。著者は金川とのやり取りから、人間性の回帰、被害者遺族への謝罪まで引き出そうとしているが、それはあまりにも甘い構成と見方。そもそも、このような事件を起こす人間に贖罪を構成するよな思考回路は存在しない。一定数いる人と考えなければ。この事件以降、秋葉原無差別殺人事件、大阪池田小学校事件など、自己顕示欲を満たしたり、極度の厭世観からの殺人事件が多発することになる。
死刑による死を望み、そのため何の関係もない2人を殺害、多くの方を負傷させた土浦無差別殺人事件の犯人金川真大元死刑囚との接見をまとめたもの。金川は厭世観から死を望むが、自死では失敗の可能性があることと、苦痛が大きく長時間にわたるなどの身勝手な理由で、死刑判決を得るため無差別大量殺人を起こす。応報刑は犯した罪に応じた刑を与えるということだが、それは受刑者が常識的な苦痛や死への恐怖があることが大前提。死刑を望むものへ死刑執行は応報刑の論理から矛盾する。それでは、金川にとって最大の苦痛、生を強要するのか。著者は金川とのやり取りから、人間性の回帰、被害者遺族への謝罪まで引き出そうとしているが、それはあまりにも甘い構成と見方。そもそも、このような事件を起こす人間に贖罪を構成するよな思考回路は存在しない。一定数いる人と考えなければ。この事件以降、秋葉原無差別殺人事件、大阪池田小学校事件など、自己顕示欲を満たしたり、極度の厭世観からの殺人事件が多発することになる。
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