昨日の夕刊に旧橋本派政治団体、平成研究会の一億円政治資金規正法違反で元官房長官村岡兼造氏に禁固10ヶ月執行猶予3年の二審判決が確定したと記事が載った。氏もまた事件を検察が作り上げたものだと無罪を主張していた。ここ数年、検察、裁判所に対する疑惑と失望感は膨らむ一方だ。鹿児島県志布志市の公選法容疑で長期間拘留された市議と有権者に対する警察の陵虐、加担した検察、保釈請求を許可しなかった裁判所の無能ぶりは記憶に新しいところだ。また上記村岡氏の裁判にしても証人の証言は疑わしいとして一審では無罪を勝ち取っていながら、二審では十分な審議を行わないまま逆転有罪判決を受けた。行政機関のひとつである検察に変化を求めることは不可能に近い。またそれを追認する司法には絶望するしかない。しかし記者クラブ制度に依存し、警察、検察の情報を精査しないばかりか、むしろ拡大し既成事実化するマスコミにも責任の一端があることは確か。これらの病巣を司法制度改革でも完全に摘出することは困難。
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