ソ連邦の崩壊などにより左翼思想は訳のわからない市民活動に変節していった。賞味期限が切れてしまったという事か、あるいは歴史的使命が終了したのか。一方小泉が政権を握ってから台湾、日本に対する中国の挑発。北朝鮮のミサイル実験、拉致問題の対抗軸としてナショナリズムが台頭してくる。安倍政権にうつってから「憲法改正」「教育基本法改正」などに顕著な反対行動も見られず、右傾化の加速度は増していく。一億総右翼ともいえる状況になりつつあるようだ。80年代までの大きく左に振れた政治の針の反動ともいえる現象なのか。そういった流れの中で最も右にいたはずの右翼団体に現在の立ち位置と、現潮流との整合、今後の展望を聞いた本著。著者は「突破者」の宮崎学氏。しかし如何せん紙幅が足りない。第二弾、三弾を期待する。
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