少し前だが、Nスぺ「終末医療」を観て「死のイベント化」という話を書いた。だがその番組でもう一点気になることがあった。それは臨終後の遺体の映像を流し続けたこと。以前なら見せたとしてもほんの一瞬で、映像加工するのがお決まりだった。なぜこのタイミングかと訝しく思っていたか、それよりもこれがタブー破りで、民放もこれに倣うことは間違いないと確信した。それからわずか2週間ほど、報道ステーションが組んだ特集も「終末医療」。最後には呼吸停止から心停止し、口腔を大きく開けた死者の姿が長時間流された。すぐにもネットや週刊誌等で取り上げられると思いきや、反応は全くない。
実はNHKの放送倫理規定には死体の映像に関する項目はない。民放も多分同じような内容だろう。それは制作者側の倫理観に委ねられた対応で、横並び的に映像化しないことが暗黙の了解だった。しかし今後は事件事故の凄惨な状況は別として、この手の映像が頻繁に現れることは間違いなさそうだ。その時視聴者はどう反応するのか。
実はNHKの放送倫理規定には死体の映像に関する項目はない。民放も多分同じような内容だろう。それは制作者側の倫理観に委ねられた対応で、横並び的に映像化しないことが暗黙の了解だった。しかし今後は事件事故の凄惨な状況は別として、この手の映像が頻繁に現れることは間違いなさそうだ。その時視聴者はどう反応するのか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます