国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

2014-08-29 09:06:00 | Weblog
                                        (写真=こんなのがごまんといる)
やっと暑い季節が到来したと思ったら、それもつかの間、すでに秋風が吹くようになった。夏の間開け放っていた居間の窓も先週あたりから閉めるようになった。来週からは9月、秋である。
人里離れた場所にあるゴルフ場では季節の変化を生物の出現で感じ取ることができる。盛夏には蜂が多い。もちろんあの獰猛なスズメバチも活動期に入る。体の周りを飛ぶことがあるが、叩き落とそうとしない限り攻撃してくることはない。ただ一度、巣の近くを通りかかった時「カチカチ」と警告音を鳴らされた時はさすがにあせった。お盆を前後してアブの活動が目につくようになり、気温が下がり始めるとトンボの活動が目立つようになる。トンボを見掛かけ始めると、「そろそろシーズン終盤」と、寂しい気持ちのなるものだ。
同じく夜の練習場(打ち放し)も否というほど、野趣で溢れかえっている。気温が上がり始める7月上旬になれば藪蚊が発生する。相手も生きるためだ、すきを見つけて襲ってくるのだが、こちらも易々とは生血を吸わせるわけにはいかない。小さな生物との攻防が始まる。しかしこの藪蚊、防虫スプレーには強烈な抗体を持ってるのか一向に意に介す様子を見せない。そうこうしていると羽蟻の大発生を迎える。不思議なことにある時刻、示し合せたように、一挙に蛍光灯に群がり始め、その数は蛍光灯の光が薄暗くなるほどの膨大なものになる。こうなったら、灯下にいる我々の耳の穴やら服の中やら髪の毛の中やらもお構いなしに入り込んで、もはや練習などできる状態ではなくなる。誘蛾灯が設置されているが、高電圧の電線に触れ焼け死ぬ羽蟻の音が絶えることがないほどだ。そしてこの季節何が出てくるかというと、羽を広げると10センチ以上にもなる巨大な蛾が乱舞するのである。学術名クスサンと呼ばれるこの蛾の厄介なところは、顔と言わずどこにでもまともにぶつかってくること。結構重量感を感じ実にリアルだ。多分生殖のための羽化。生殖相手のフェロモンは敏感に察知することができるだろうが、その分視覚機能を疎かにした進化をしたのだろう。10センチものモスラの子供みたいな蛾が何百匹も入り乱れて飛び、時にそれが体にぶつかる。この季節感だけは勘弁してほしいと毎年思うものである。