国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

マキロイ

2013-01-23 09:05:05 | Weblog
石川遼がスイングを変えたようだ。体の柔軟性を生かし、特に下半身のリードで全身を大きく使った石川選手のスイングは、豪快で合理的に見えるが、想像以上に体への負担が大いことともに、各筋肉の微妙なバランスの上で成り立つもので、それが少しでも狂えば、大火傷は避けられない。特に一打のミスが致命傷になる設定の欧米ツアーに本格参戦するにあたり改造が不可欠と判断したのだろう。そのきっかけとなったのは、ワールドランキング1位のロリー・マキロイの提唱する新たなスイング理論。
それを噛み砕いていうと、従来のスイングは、下半身の始動で始まり、上半身との捻転差でため込んだパワーを一気に開放することでヘッドスピードを高速化させていた。しかしこれではヘッドスピードは上がってもインパクトの正確性が犠牲になる。マキロイの考え方は、下半身の動きを極力抑えて、上半身の回転運動で正確にボールをヒットするというもの。欧米のツアーでは、深いラフにボールを落とすより飛距離が多少落ちても次打に有利なファエウエーにボールを残すほうが断然有利になるためだ。だが、欧米人と比較して日本人の筋力は明らかに劣る。肉体改造で補えるには限界がある。新スイングで挑んだ先週のヒューマナ・チャレンジは予選通過にほど遠く惨敗に終わった。彼のゴルフ人生を左右すといっても過言ではないこの改造がはたしてどうなるのか。
さて小生であるが、スイングどころか、人間改造を迫られ今年から所属する倶楽部の役員を務めることになった。「改心し、人のために働け」ということなのだろう。「せめて役得は」と期待したが、全くないらしい。