国際空手道 修徳会 北海道本部 札幌道場稽古日記

北広島市輪厚地区で空手の稽古をしています。練習の内容や、イベント、雑多な情報などを画像で紹介します。

30試合を終えて

2012-05-09 09:03:13 | Weblog
 ペナントレース開幕前の低評価を跳ね返すかのように栗山ファイターズが好調だ。張本勲、東尾修、赤堀憲広、広沢克美など大御所評論家14人が戦前に立てた今期パ・リーグの順位予想では、ライオンズが優勝するとした評論家が最も多く8人。続いてホークスが6人と続く。他のチームは、2位予想にバッファローズが食い込んでいるものも、2強4弱を強く印象付ける内容だった。われらのファイターズであるが、牛島和彦氏と吉村禎章がかろうじて3位にしているのが最高で、他はすべてBクラスと予想している。有藤通世に至っては最下位。確かにダルが抜けた穴は確実にでかい。昨年の貯金8が無条件に失われることになり、これを埋める手段は早々見つかることはない。さらに、監督どころかコーチ経験のない新監督の手腕に懐疑的評価になるのは止むを得まい。
 しかし、蓋を開けてみるとだ。開幕投手に抜擢した斉藤がこれまで4勝を上げ、武田勝とともにチームの勝ち頭になり、強力な牽引役になっているほか、長期低迷していた吉川が3勝を上げ、防御率もトップ争いをするまで急成長。これに刺激を受けたのか、八木、多田野も持ち味を存分に生かして白星を重ねている。また、中継ぎ押さえの活躍も見逃せない。宮西、谷口、増井、武田久など時に逆転を許す場面もあるが、盤石といっていい活躍を見せている。
 一方打撃陣も好調だ。2000本安打を達成し、4月の月間MVP獲得の稲葉を中心に、三振が大幅に減ったばかりか、長打力に磨きがかかり二皮むけた陽。三割をキープしている賢介、なぜか打ててる鶴岡、ここぞという時のスレッジ。大穴はあるが、機能していると評価できる。
 そしてもう一つの原動力は、栗山監督の積極采配ではないだろうか。バッターが中軸であっても迷わず初球からの盗塁やエンドランは、プロ野球の固定観念を覆すものだし、選手に緊張感と、常に次塁を奪う意識を植え付けるものだ。チャンスでの若手の起用も然り。特に岩舘をあの場面で投入するなど誰が思いつくだろう。起用された選手はそれに報いようと必死にプレーする。当然結果が付いてくる。そして何より昨年のような、疑問符だらけの采配で胃が痛む思いをさせられないことが最もうれしい。
 さて、例年貯金を大幅に殖やす交流戦が始まる。昨年のホークス然り、ここを制したチームがペナントを握っている。ぜひともこの勢いと戦略で、セリーグを蹴散らし、優勝に邁進するとともに、評論家の鼻を明かせてほしいものだ。

※5月25日(金)頂き物ですが、中日戦1塁側内野指定席が1枚あります(かなり前の座席です。しかも斉藤祐樹先発の試合だと思います)。小生の隣になりますが、差し上げます。ご希望の方は以下アドレスにご連絡ください。
e-mail shiba_taku@msn.com 先着1名です。