晴れ、ときどき映画三昧

映画は時代を反映した疑似体験と総合娯楽。
マイペースで備忘録はまだまだ続きます。

『雨あがる』 75点

2006-03-20 18:16:50 | 日本映画 2000~09(平成12~21)

雨あがる

2000年/日本


黒澤明監督の遺産を具現化

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shinakamさん

男性

総合★★★★☆ 75

ストーリー ★★★★☆75点

キャスト ★★★★☆75点

演出 ★★★★☆75点

ビジュアル ★★★★☆75点

音楽 ★★★★☆75点

「博士の愛した数式」の小泉尭史監督のデビュー作。黒澤組のスタッフが、監督の遺志を継いで作ったことが画面全体に滲み出ている。特に雨で足止めされた宿に登場する人物描写は黒澤映画そのものである。原田美枝子の演技は濃すぎる感もあるが、山本周五郎原作のこの映画には欠かせない。
三船史郎の一本調子の台詞は気になるが、久々の俳優業では目をつぶるしかない。
寺尾聡はいつもの自然な演技で好感を持てるが、もう少しメリハリが欲しかった。



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