今日からの西宮市議会は一般質問DAYが続きます。
というわけで、今日は、それに関した話など。
以前、ブログで
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●消防団車庫の老朽化が進んでおり、計画的な建替えが必要
●にも関わらず、それを実施するための具体的な計画が存在しない
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といった話を取り上げました。
詳しくは↓こちら↓。
消防団車庫の安全対策を@しぶや祐介の活動日記×2014.11.13
で、その内容について会派で雑談したことがあったのですよ。
それを受けて、同じ会派の上谷議員が本日の本会議で、この問題を取り上げて下さいました。
で、せっかくなので、そのやりとりの内容をば、ご紹介。
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【質問①】
築35年以上経過した13棟の木造車庫の老朽化や傷み具合の把握は出来ているのか?
また、建替えのための条件整理は行っているのか?
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【答弁①】
消防局では、市内に38施設ある消防団車庫を毎年現地確認し、老朽化や不具合箇所の把握に努め、緊急度や優先度を判断した上で、修繕工事を実施し、機能維持に努めております。
また建替えに際しましては、敷地の現況把握や建築基準法上の規制など、対象施設の課題を抽出しながら、事業着手前の条件整理を進めている状況でございます。
【質問②】
いつ発生するか分からない大地震に備えるために、年1棟のペースではなく1年間に建て替える棟数を増やしていくべきだと思うが、市の考えは?
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【答弁②】
消防団車庫の建替えについては、敷地が民地の場合の地権者との調整や、工事期間中の代替車庫の用地確保など、多くの条件整理が必要です。
また設計や工事に要する期間に加え、実際に建替工事に着手した後も、地域の方や消防団と細部調整を行いながら、トラブルのないように対応していく必要があり、これ以上のペースで実施するのは困難な状況でございます。
【質問③】
最も古い木造の車庫は山口町船坂にある船坂分団の車庫と聞いていますが、なぜ、早急に建て替えないのか。
また「消防団車庫整備計画書」の中に計画的な建て替えを推進していくためにも、建替えの優先順位を明記すべきだと思いますが、市の考えは。
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【答弁③】
船坂分団車庫につきましては、建替えが必要と認識しておりますが、現在、土地の所有者を調査している段階で、具体的な事業着手に至っておりません。
また建替えの優先順位の明記につきましては、基本的に、築年数が古く、老朽化の激しい車庫から優先して建替えを行っていく方針でございます。
しかしながら、先程述べましたとおり事業着手前の条件整理が困難で、時間を要するものがあることから、条件の整った車庫から順次建替えを行い、建替事業全体の継続を図っております。
【質問④】
建替えが必要な12棟の木造車庫の中には、市が所有する土地ではない敷地に建っている建物が5棟あると聞いています。
これらの建物を建て替える場合、権利者との交渉や調整に時間がかかると思いますが、すでに交渉は行っているのか。
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【答弁④】
建替えを計画している12箇所の中には、民地や所有者調査中の敷地などが5箇所ありますが、建て替えについての調整は行えておりません。
【質問⑤】
木造車庫が建っている敷地が狭いために、現地での建て替えが難しい車庫があると聞いていますが、移転のメドはついているのか。
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【答弁⑤】
敷地が狭いために現地建替えが難しい車庫につきましては、消防団へ協力をお願いしながら移転地確保に取り組んでおりますが、目処は立っていない状況でございます。
これらにつきましても、すみやかな事業推進を図るため、関係者や関係部局と連携し事業を進めてまいります。
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てな感じです。
要するに、いろいろ言ってはるけど、あんまりちゃんと考えてないし、ましてや具体的な計画なんてありません・・・ということになるのかな、と。
上谷議員も仰ったことですが。
築35年以上経過している木造車庫13棟の建替えペースが一年に1棟では遅いと思うのですよ。
最後には、築50年前後の木造車庫が残ってしまうわけで。
他にも鉄骨造・RC造ではありますが、用海分団や上山口分団、安井分団のように築40年を超えている車庫もあります。
木造車庫の建替えに手間取れば、他の車庫も建替えができなくなってしまいます。
だから、もっと計画的、かつスピーディーに建て替えていくべきだと思うのですよ。
そのためにも老朽化が進んでいる車庫全てについて、
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●敷地の現状把握
●建築基準法上の規制の問題点
●敷地が民間の土地の場合の地権者との調整
●工事期間中の代替車庫用地の確保
●現地建替えができない場合の移転地の検討
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等々、建替えを念頭に置いた条件整理を行うべきです。
で、その結果を踏まえた具体的な建替え計画を策定し、ガンガン進めていくべきだと思うのですよ。
とにかく早急な対応が必要だと思うのです、この分野。
にしても会派として行動していると、こういう時、助かるなあ。
自分一人だと発言の機会も限られてしまうところを、こうした形で先輩に取り上げていただけるのは、ほんと、ありがたい。
というわけで、今日のブログは、ここらへんで。
それでは失礼いたします。