ブログ 「ごまめの歯軋り」

読書子のための、政治・経済・社会・文化・科学・生命の議論の場

CD 今日の一枚 テレマン「管楽協奏曲集」

2008年06月18日 | 音楽
テレマン「管楽協奏曲集」
ラインハルト・ゲーベル指揮 管弦楽ムジカ・アンティクヮ・ケルン 
DDD 1986 ARCHIV

フルート、オーボエ、シャルマイ、トランペット、リコーダーのための協奏曲6曲を収録している。イタリアのトレッリ風の協奏曲を受け継いで、既にバロックを卒業したような協奏曲である。18世紀のドイツ音楽(バッハを一つの極とする)を考える上でテレマンは特異な作曲家であった。

初夏の京都写真集 「上賀茂神社 社家町」

2008年06月18日 | 京都案内

上賀茂神社の門前を流れる明神川沿いに建つ町並みを社家町という。社家とは神社に仕える神官の住まいで、上賀茂神社では代々賀茂(かも)氏一族の子孫に限られていたそうです。門の前にかかる石橋、めぐらされた土塀、棟(むね)の低い母屋(おもや)など独特の景観が見られる。伝統的建造物群保存地区に指定されている。

京都の仏像 法界寺 「阿弥陀如来坐像」 京都市伏見区日野西大道寺町

2008年06月18日 | 京都案内
法界寺 「阿弥陀如来坐像」 国宝

像高さ280cmの木像 平安時代の作 国宝 定朝風の作品
法界寺
藤原氏の北家にあたる日野家の菩提寺で、1051年(永承6)日野資業が薬師如来像を造って、日野家伝来の小像の薬師如来を胎内に収め、薬師堂を建立して寺とした。日野一族には、かの浄土真宗の開祖親鸞や日本史を彩った女達の一人日野富子等がいる。阿弥陀堂(国宝)は、藤原時代に起こった浄土教の流行や、末法思想等の影響で各地に建てられた阿弥陀堂建築の一つで、堂内には定朝様の丈六の阿弥陀如来像(国宝)が、安置され、周りには、これも絵画史上貴重な天人の壁画(重文)が描かれ、さながら現世の極楽浄土の世界を表している。