できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

今日(11月8日)のプリキュアの話です。

2020-11-08 17:36:49 | プリキュア話

今日も日曜日。朝からプリキュアと仮面ライダーセイバーを見ました。そのうちのプリキュアの方の話を書いておきますね。

先週、朝いつもどおりに起きて、朝食・朝風呂後にテレビをつけたら、大学駅伝やってました。プリキュアの放送はお休みでした。なので、今回の放送分は、10月25日の放送分の話の続きということになりますね。

ちょうど10月25日放送分は、ラストの場面で、プリキュアたちの学校の先生(円山先生)に、ビョーゲンズのひとり・シンドイーネがメガパーツを埋め込み、強力な敵・ギガビョーゲンを出現させました。また、その様子を、円山先生の息子・孝太君が見てしまうところで終わったんですよね。

今週放送分はちょうど、この円山先生が無理やり変身させられたギガビョーゲンとシンドイーネに、プリキュアたちがどう立ち向かうか。それが主な物語になります。また、そのギガビョーゲンの「お手当」をするために、いよいよ新アイテム・ヒーリングっとアロー(どう見ても「お注射」なんですが)が登場します。いよいよクリスマス・お正月商戦が近いですからねぇ。お子さま向け新アイテム登場というところでしょうか。CMでは先月末くらいからもう流れてましたが・・・。

さて、円山先生が無理やり変身させられたギガビョーゲンですが、人間そのものを閉じ込めるビョーゲンズの病原体のようです。でも、かつてそういう事例はないというのが、地球のお医者さん見習いとしての妖精さんたち(ラビリン・ペギタン・ニャトラン)の意見でした。

また、シンドイーネ自体が、自分自身にメガパーツをぶちこんで、そうやって新たな病原体・ギガビョーゲンを出現させる力を手に入れたのだとも説明していました。このギガビョーゲンとシンドイーネの力は強力で、いったん、4人のプリキュアたちは倒されてしまって、動物園(=前回10月25日放送分は、プリキュアと孝太君たちが動物園に行く話でした)のなかにバラバラに飛ばされてしまいます。

そしてシンドイーネは自分の手柄を敵のボス・キングビョーゲンに報告に行きます。シンドイーネはキングビョーゲンに「すばらしい成果だ」とほめられるのですが・・・。でも、シンドイーネの仲間たち(ダルイゼン、グアイワル)は「メガパーツを自分の体内に取り込んだら、自分が無事かどうかもわからなくなる」と心配しています。

さて、動物園のなかでバラバラになったプリキュアたちは、もう一度合流します。その途中で、動物たちが恐怖におびえている姿を見かけます。キュアアースも、活動を再開したら自分たちが再びやられそうで、あぶない・・・と自信のないことを言ったりします。

そんななか、動物園のなかでケガをした孝太君を見付けます。孝太君は「お父さんが怪物に食べられた」といって泣いています。のどか(=キュアグレース)は、「泣かないで。お父さんはきっと、助かるよ」と伝えます。他のプリキュアたちも、そういう趣旨のことばをかけます。そんなときに、「きっとプリキュアが来る」と、孝太君が言います。どうやら円山先生が渡した「すこ中ジャーナル」(生徒会の新聞)で、孝太君はプリキュアのことを知ったようです。プリキュアたちは孝太君に、「動物園もお父さんも、プリキュアたちがきっと助けてくれる。だから、希望を捨てないで」と伝えます。

一方、シンドイーネは再び、ギガビョーゲンになった円山先生を連れて、今度は港に出現します。また、ギガビョーゲンが港から街を蝕んでいきます。プリキュアたちは孝太君を動物園に置いて、変身して港にかけつけます。「今度こそ絶対にひかない。必ず先生を助ける」と考えたプリキュアたちは、まずはギガビョーゲンの攻撃をさけつつ、体力を少しずつ削る作戦をとります。そしてキュアグレース、キュアフォンテーヌ、キュアスパークル、キュアアースは、それぞれ1個ずつエレメントをつかって、ギガビョーゲンの動きを少しずつ止めます。そしていよいよ、グレース・フォンテーヌ・スパークルが3人の合体技「ヒーリングオアシス」を使うのですが・・・。なんと、ギガビョーゲンはそれをはじきとばしてしまいます。

ここでシンドイーネは「進化した私たちの力に、かなうわけがない」と言います。また、「力の差がこんなにあるとは・・・」と、キュアアースは絶望に満ちた気持ちになります。でも、キュアグレースは「わたしはあきらめない」、ラビリンは「放っておくわけにはいかない」と言います。ペギタンとキュアフォンテーヌ、キュアスパークルとラビリンも、グレースとラビリンに同調します。

「まだ私たちはがんばれる。いろんなエレメントの力が集まっている」「自分たちはキャラがバラバラだけど、みんなで手を取りあえば、まだまだいける」・・・そんなことをプリキュアたちが考えて、「私たちはお手当をあきらめない!!」と叫んだとき、いままでのエレメントボトルが1つにまとまります。これが「スペシャルヒーリングボトル」になります。その上で、ラビリン・ペギタン・ニャトランに子犬のラテがいっしょになって、例のお注射のようなかたちの「ヒーリングっとアロー」が登場します。そのヒーリングっとアローにスペシャルヒーリングボトルをセットして、4人のプリキュアが「アメイジングお手当」といって「ファイナルヒーリングっとシャワー」を浴びせたとき、ギガビョーゲンは浄化されます。このとき、4人のプリキュアの背中には羽根がはえてましたね。

ラストの場面ですが、円山先生は再び人間の姿にもどって、孝太君に会いに動物園に行き、無事、再会できました。プリキュアたちも「地球から新しい力をもらった」といって喜んでいます。ただ、ヒーリングガーデンにいる子犬のラテの母親・ティアティーヌは、「これほどの危機を乗り越えるとは・・・」とプリキュアの力に感心する一方で、「なにか、胸騒ぎがする・・・」とも言います。どうやら年末に向けて、敵のボスであるキングビョーゲンが動き出す予感でしょうか。

ちなみに来週予告ですが、どうもちゆ=キュアフォンテーヌの実家の旅館で、プリキュアたちが職場体験活動をするようですね。

ということで、いよいよ今年のプリキュアも大詰め。新アイテムが登場して年末年始の商戦への準備がはじまるとともに、今年のストーリーの謎解き部分に入ってきた感じがします。ここから敵であるビョーゲンズの正体といいますか、今年の物語の設定がいろいろとわかってくる大事な回が続くと思いますので、ちゃんと毎回、ていねいに見ていこうと思います。

 


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最近読んだ本をまとめて紹介(3174冊目~3197冊目)

2020-11-08 11:49:22 | 本と雑誌

前回からだいぶん間があいてしまいましたが、またまた「最近読んだ本」をタイトルや著者名程度ですけど、まとめて紹介しておきます。

今回は11月1日(日)、ちょうど先週おわった大阪市廃止・特別区設置の住民投票(いわゆる「大阪都構想」と維新が呼ぶ行政改革構想)の批判本やブックレットが多くなっています。その点は前回、5年前の住民投票と同じですね。

いろんな批判本やブックレットが多数でるくらい、いい加減な構想だったんでしょね、「大阪都構想」=大阪市廃止・特別区設置の住民投票の前提となるものって。先週の住民投票で否決されたのに、まだ松井市長や吉村知事は大阪府・市の条例をつくって、「都構想もどき」の制度をつくろうとしていますが…。

だいたい松井市長自らが「二重行政は、今はない」といいながら、「二重行政を作らないための条例をつくる」と住民投票後の今、行っていること自体、「いい加減な政治家たちだなぁ」としか思えません。また、そんないい加減な松井市長らに選挙のことを出されて脅かされたら、自分たちの議席確保のためにすぐになびいてしまうような某政党関係者も、「どうにかしてるよ、あんたたち」としか思えません。

新型コロナ禍のもと、住民生活の安定のために必死に動く首長や各会派の地方議員であってほしいと願うし、それができないなら「辞任して、さっさと家に帰ってください」と言いたいですね。大都市制度いじっている場合じゃないですから。

そのくらい私、今回の住民投票に「賛成」の側にまわった会派の人たちに怒っています。また、今日紹介するような批判本やブックレットも読まず、なんとなくタレントさんたちが情報番組でよさそうに言っているから「都構想に賛成」みたいなこと言っていた人々にも、私、怒っています。「わかりやすい話ばっかり求めていると、政治家のウソに騙されますよ。もっとしっかりと本読んで、勉強してください。良識ある市民に成熟してください」と言いたくなります。

また、この住民投票を「否決」に持ち込むため、最終日まで全力投球されたすべてのみなさんに、あらためてこの場をお借りして敬意を示します。みなさんのがんばりがなければ、この「二度目の否決」という結果、得られてませんからね。ほんとうに「ありがとうございました」と言いたいです。

ということで、余談がだいぶん過ぎましたが、本題に戻りますね。以下のとおり、本の紹介しておきます。

3174冊目:藤井聡『都構想の真実 「大阪市廃止」が導く日本の没落』啓文社書房、2020年

3175冊目:金春喜『「発達障害」とされる外国人の子どもたち』明石書店、2020年

3176冊目:鈴木有紀『教えない授業 美術館発、「正解のない問い」に挑む力の育て方』英治出版、2019年

3177冊目:大門正克『日常世界に足場をおく歴史学―新自由主義時代のなかで―』本の泉社、2019年

3178冊目:宇野仙『学びなおすと地理は面白い』ペレ出版、2020年

3179冊目:「地域の色・自分の色」実行委員会+秋田喜代美編著『色から始まる探究学習』明石書店、2019年

3180冊目:川嶋広稔『とことん真面目に大阪都構想の「真実」を語る!』公人の友社、2020年

3181冊目:大阪の自治を考える研究会『「大阪都構想」ハンドブック 「特別区設置協定書」を読み解く』公人の友社、2020年

3182冊目:新聞うずみ火編『住民投票までに知っておくべき「都構想」の嘘と真』せせらぎ出版、2020年

3183冊目:釈徹宗『歎異抄救いのことば』文春新書、2020年

3184冊目:中川右介『文化復興1945年 娯楽から始まる戦後史』朝日新書、2020年

3185冊目:養老孟司『AIの壁 人間の知性を問い直す』PHP新書、2020年

3186冊目:田中優子『苦海・浄土・日本 石牟礼道子もだえ神の精神』集英社新書、2020年

3187冊目:布留川正博『奴隷船の世界史』岩波新書、2019年

3188冊目:保阪正康『近現代史からの警告』講談社現代新書、2020年

3189冊目:細谷功『問題発見力を鍛える』講談社現代新書、2020年

3190冊目:平田オリザ『22世紀を見る君たちへ』講談社現代新書、2020年

3191冊目:片山杜秀『平成精神史 天皇・災害・ナショナリズム』幻冬舎新書、2018年

3192冊目:伊藤賀一『47都道府県の歴史と地理がわかる事典』幻冬舎新書、2019年

3193冊目:富士晴英とゆかいな仲間たち『できちゃいました!フツーの学校』岩波ジュニア新書、2020年

3194冊目:小島俊明『ひとりで、考える 哲学する習慣を』岩波ジュニア新書、2019年

3195冊目:山口真美『こころと身体の心理学』岩波ジュニア新書、2020年

3196冊目:釈徹宗『天才富永仲基 独創の町人学者』新潮新書、2020年

3197冊目:浜矩子『「共に生きる」ための経済学』平凡社新書、2020年

 

 


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