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できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

2025年7月の参院選の結果を受けて思うこと

2025-07-21 09:23:43 | 国際・政治

このたびの参院選の結果を受けて、下記のようなことをフェイスブックに書き込みました。また、もとをただせばツイッターで連続投稿したことでもあります。そこで、少しその内容に加筆修正を行って、ブログにも転載しておきます。

〇以下、転載内容

6時過ぎに目が覚めたあと、いままでふとんでごろごろしてました。そろそろ起きて動きます。

まあ、そろそろ参院選の結果が全部出そろう頃ですが…。やっぱり比例でも選挙区でも、当選の決め手は知名度とどぶ板、組織の応援ですかね。国会でどれだけ議員として実績残したのかや、憲法への理解も含めた政治的なスジ論や政策提案、人権感覚などは、あまり有権者には参照されてないように思います。

ただそれでも選挙戦期間中、当選者を含めた一部の候補者・政党に対して、人権論や政治的なスジ論、政策提案などの面から問題点を厳しく突き付けてきたことは、今後の政治行動を当選者が行う際の幅を狭めていくかたちで、じわじわと効いてくるようにも思います。また、そうしないといけないでしょうね。

放置していたらヘイトスピーチ・差別発言をまき散らしたり、批判されたらそれをすぐ取り消す。昨日言うたことと今日言うたことが違っていても平気。そういう政治家・政党がまかりとおることのないようにするには、やはり「スジを通す」作業が大事。で、その作業は選挙終わってからも大事になりますね。

そして今回の選挙結果ですが。最終的な各党の獲得議席数や選挙区・比例区での当落も、おおよそ選挙期間中の情勢調査どおりになっているように思うのですが、いかがでしょうか? なので私自身はこの結果、あまり驚いていません。もちろん「この人当選でええの?」「この人落選は残念」はありますが。

なので、今回の選挙結果を適宜参照しつつも、やはり日頃から地道に地元で粘り強く「スジを通す」話を理解できる人々とつながり続けながら(=これって、選挙に際しては、どぶ板や組織の支援を強化する路線でもありますね)、教育や学校・子どもの領域中心に、私なりにできることを模索するのみです。

今はとにかく、じたばたしない。それよりも地元で自分の得意な領域からでいいので、きちんと話ができる人をひとりでも多く増やす。そのことを大切にしたいです。何せメディアを駆使して風を吹かせる力がない私らには、汗をかくこと手足動かすこと。まずはそこからしか世の中動かせないように思うので。

と同時に、どれだけ天気が荒れて暴風が吹き荒れても、地面に根っこはやしている草木や花は、そう簡単に飛ばされない。もしかしたら、人間もそうかもしれない。メディア経由の大きな風にそう簡単に流されないような、そんな根っこのある人に私もなりたいし、そういう人のつながりつくりたいです。


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