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京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

今日(12月12日)のプリキュアの話

2021-12-12 19:55:48 | プリキュア話

今日は12月12日(日)。ちょっと近況を先に書くと、2日前の12月10日(金)が人文学部4年生の卒論提出日。もう卒論ゼミ担当を離れて5年くらいになるんですが、それでも毎年、4年生の教職課程の学生を中心に、「卒論に行き詰った学生」が研究室にやってきます。その卒論に行き詰った学生を、授業の合間に、カップめん食べさせながらサポートする。そんな日々を送っていました。あと、こんな状況の私たちを気遣って、ある方からカップめんを2箱いただきました。この場をお借りして、お礼申し上げます。

さて、今日も日曜日なので、朝からプリキュアと仮面ライダーリバイス見てました。ここへきて、女子高生・さくらちゃんが仮面ライダージャンヌに変身するようになって、ますます面白くなりましたが…。まあ、その話よりも、いつものとおりプリキュアの話をブログに書いておきます。

今年のプリキュア(トロピカルージュプリキュア)も、もうあと数回で終了ですね。その終了に向けて、プリキュアたちは卒業生を送るイベント(卒業フェス)を、トロピカ部を中心に企画している様子。でも肝心のトロピカる部で何をイベントで出すのかについては、まだ決まっていない。そこで、みのり(キュアパパイア)を中心に台本をつくって、ローラ(キュアラメール)を主役にして、お芝居をやろうという話がでます。ただ、ローラは人魚姫の物語が嫌なので、みのりの描いた物語で芝居をしたいと言います。

そのみのりのつくる台本ですが…。まなつ(キュアサマー)は、以前みのりが書いた小説「マーメイド物語」を芝居にしようと言います。ただ、みのりはあの小説にはダメなところがあるので、そこを直したいと言います。「少し考えさせて」というのが、みのりの返答でした。この「マーメイド物語」は、横暴なドラゴンから少女たちと人魚がフルーツを守るという物語なのですが…。

プリキュアたちはみのりに「無理強いはできない」というのですが、でもローラは「書きたいと思っているから、迷っているのでは?」と言います。「文章を何枚も書くのが好きでないと、小説は書けない」とローラは言います。そして、みのりは「いま、トロピカる部にいるのが楽しい」と思っているともローラは感じています。ただ、サンゴ(キュアコーラル)は、「マーメイド物語」の話を出したときに、みのりの顔がこわばったことに気付きます。そしてアスカ(キュアフラミンゴ)は、「以前『マーメイド物語』が先輩に酷評されたこと、あれがまだ心の傷になっているのでは?」と言います。

他方、みのりですが…。「いつまでも引きずっていてはダメ」と思い、「私の経験を入れて文章を直せば」と思い、「マーメイド物語」の原稿を書きなおそうとします。ただ「ちゃんと直せるのか? 面白くなるのか?」と感じています。「伝説のパパイア」を守る人魚と少女に、どんな力を発揮させたらいいのか…。そこでみのりは迷っているようです。「自分の経験をどう入れたらいいのか?」と。

そんなみのりのところへ、まなつたちが「冒険に誘いに来た」といって現れます。まなつなりに考えて、みのりがパパイアについて考えることを手伝おう、と。そういって、プリキュアたちが集まったようです。そこでまず、みのりを連れてプリキュアたちは果物屋に行きます。青いパパイアは野菜、黄色いパパイアは果物…。そういうみのりは、パパイアについて、本からいろんな知識を得ていたようです。そんなみのりたちに、果物屋の店主はパパイア農園を紹介します。

パパイア農園に行くと、思ったよりもパパイアの木が低いことに気付きます。「収穫しやすいように低くしてある」と農園の主は説明します。ただ…。パパイア農園に来て、みのりが今までパパイアを食べたことがないことが発覚。それを恥ずかしいと思い、パパイア農園で思わず急に走りだし、みのりは石につまづいて転びます。「自分は本を読んでなんでもわかった気になっていた。アタマでっかち」というみのりに対して、まなつたちは「今食べればいい」「ケガがなくてよかった」と励まします。

このパパイア農園は、日当たりが最高です。太陽の光がパパイアを育てるために大切で、ひとつの木にたくさんの実がなること。また、だからパパイアの花言葉は「同朋」つまり「なかよし」ということ。そんなことをみのりは語ります。そんなみのりたちのところへ、農園の人たちがパパイアを使った料理をもってきます。「甘さが控えめで、やさしい味。すごく好き」というのが、みのりのパパイアを食べた感想です。

「すごくおいしい。愛情がそうさせてるの? 太陽の光のちから? みんながパパイアのことを考えてくれたから?」等々、農園の方がつくった料理を食べて、みのりが伝説のパパイアの味について考え始めたときに…。敵のエルダがザリガニのヤラネーダをつれて、農園を攻撃し始めます。どうやらエルダも、「いつまでも子どもで居られないようにしてやる」とか、あとまわしの魔女の館でいろいろと執事のバトラーに言われているようですが…。当然、ここでプリキュアたちは変身して、農園を守るためにたたかいます。

そのザリガニのヤラネーダ、とても動きが早い。プリキュアたちが逆にやられてしまいます。そんななか、キュアパパイアに変身したみのりが、「私はキュアパパイア!」といって、他のみんなに作戦を授けます。ヤラネーダのまわりから同時にプリキュアたちで攻撃すると、ヤラネーダは上にあがる。そこで、キュアパパイアが攻撃。動きを封じ込めて、ラストは5人の合体技・マリンビートダイナミックで退治します。このとき、キュアパパイアは「パパイアは太陽の光で育つ。みんなでプリキュアになって、キラキラしてきた。トロピカってきた」と言います。

結局、パパイア農園は無事に守られます。「伝説のパパイアを食べて、トロピカってる気持ちって、今の気持ちかもしれない。台本が書けそう。私たちの物語を書こう。それがいま、一番大切なこと」と、みのりはそう言います。これで今日の物語は終わりで、次回予告では、トロピカる部での台本作りの会議が描かれるようです。

それにしても、こういうところが「プリキュアらしい」のですが…。「本から読んだ知識だけで、パパイアを食べた経験のない」キュアパパイア=みのりというキャラクター設定。こういうことって、なかなかできないのですが、でも、これが「プリキュアっぽい」という感じですね。


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最近読んだ本をまとめて紹介(3327冊目~3351冊目)

2021-12-12 19:41:37 | 本と雑誌

かなり長いあいだ読んだ本の紹介が途切れていました。だいぶんたまってきたので、以下のとおり、著者名と本のタイトル、出版社名と出版年くらいになりますが、読んだ本を紹介しておきます。

3327冊目:内田樹『コロナ後の世界』文藝春秋、2021年

3328冊目:中島岳志『思いがけず利他』ミシマ社、2021年

3329冊目:若松英輔『沈黙のちから』亜紀書房、2021年

3330冊目:若松英輔『考える教室 大人のための哲学入門』NHK出版、2019年

3331冊目:中島岳志・若松英輔『いのちの政治学 リーダーは「コトバ」をもっている』集英社、2021年

3332冊目:岡本隆司『世界史とつなげて学ぶ中国全史』東洋経済新報社、2019年

3333冊目:岡本隆司『中国史とつなげて学ぶ日本全史』東洋経済新報社、2021年

3334冊目:塚本智宏『“子どもに”ではく“子どもと” コルチャック先生の子育て・教育メッセージ』かりん舎、2018年

3335冊目:武井彩佳『歴史修正主義』中公新書、2021年

3336冊目:西谷修『私たちはどんな世界を生きているか』講談社現代新書、2020年

3337冊目:田中優子『遊郭と日本人』講談社現代新書、2021年

3338冊目:クーリエ・ジャポン編『不安に克つ思考 賢人たちの処方箋』講談社現代新書、2021年

3339冊目:玉木俊明『16世紀「世界史」のはじまり』文春新書、2021年

3340冊目:池上彰・的場昭弘『いまこそ「社会主義」』朝日新書、2020年

3341冊目:朝日新聞取材班編『自壊する官邸 「一強」の落とし穴』朝日新書、2021年

3342冊目:中島岳志・保坂展人『こんな政権なら乗れる』朝日新書、2021年

3343冊目:福岡伸一・伊藤亜紗・藤原辰史『ポストコロナの生命哲学』集英社新書、2021年

3344冊目:吉見俊哉『東京裏返し 社会学的街歩きガイド』集英社新書、2020年

3345冊目:黒瀧秀久『森の日本史』岩波ジュニア新書、2021年 ⇒この本、Amazonにリンクはれず(検索してもでてこなかった)。

3346冊目:内田樹『戦後民主主義に僕から一票』SB新書、2021年

3347冊目:ケヴィン・ケリー(服部桂訳、大野和基インタビュー・編)『5000日後の世界』PHP新書、2021年

3348冊目:山本博文『宮廷政治 江戸城における細川家の生き残り戦略』角川新書、2021年

3349冊目:山本博文『流れをつかむ日本史』角川新書、2018年

3350冊目:呉座勇一『陰謀の日本中世史』角川新書、2018年

3351冊目:古野まほろ『職務質問』新潮新書、2021年

 

 


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