できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

今日(7月30日)のプリキュアの話です。

2017-07-30 09:22:54 | プリキュア話

おはようございます。

今朝のプリキュア、先ほどおわりました。

いや~やってくれましたね~東映アニメーション。今日の放送分はなかなか、よくできてるな~って思いました。

今回の放送分の物語ですが、基本線は高校生プリキュアの2人組、ゆかり(キュアマカロン)とあきら(キュアショコラ)のタカラヅカ風の「ちょっと恋愛モード」みたいな展開なのですが。そこに、この前、キュアパルフェ誕生のときに消えていった妖精ピカリオ=ジュリオの記憶を絡ませていて、深みのある物語に仕上がっております。

まず、スイーツづくりがさかんな国・コンフェイト公国の王子がやってきて、ゆかりに一目ぼれ。自分だけの姫にしたいと告白します。これに対して、ゆかりが大好きなあきら(=男装のプリキュアです)は、コンフェイト公国の思惑を阻止しようと動きはじめます。そして、スイーツづくりの対決へ・・・。

その一方、ゆかりが好きな気持ちがなかなか伝えられないあきらに、シエル(キュアパルフェ)は、大事な思いはことばにしないと伝えられない、自分はピカリオに気持ちを伝えられなかった・・・という話をします。

また、いちか(キュアホイップ)のすすめで、王子に渡すチョコマカロンをふたりでつくったゆかりとあきら。それを王子の泊まる宿に届けにいくときに、あきらに向かってゆかりは「そんなにまっすぐ、わたしのことを見ないで」と言います。ゆかりは、なにかと自分は完璧なお嬢様のように見えるけど、ほんとうはさみしがりやで、弱虫で・・・。それをジュリオは見抜いていた、あの子が言うのは当たっていた、などと言うわけですね。もう、そんな話をして見つめ合うゆかりとあきらの様子だけ見ていたら、タカラヅカの世界ですわ(笑)

そんなゆかりとあきらの前に、敵が現れます。変身用のコンパクトを落としたのでゆかりはキュアマカロンになれず、あきらひとりがキュアショコラになって、敵とたたかいます。ですが、あきらは敵の集中攻撃を受けて、しばりつけられて身動きできない状態になります。そして、敵がいよいよゆかりを攻撃しようとしたときに、「自分はゆかりが大好きだ!」とか言って、そのしばりを自ら解き放ち、ゆかりの元へ。涙をながすゆかりと見つめ合うキュアショコラ。もう、ますます、タカラヅカの世界ですねぇ・・・(笑)

まあ、ここから先は他のプリキュアもかけつけて、敵を倒して・・・という展開なんですけどね。そしてエンディングでの「やっぱり自分は公国に行かない」というゆかりの言葉を聴いて、王子が「ゆかりを幸せにしろ」とあきらに言う場面に至るわけですが。

でも、「よくもまあ、こんな物語の展開をお子さま向けアニメで考えつくなぁ~東映アニメーション」と、今回もまたまた、私としてはびっくりしたのでした。ほんと、面白かったです。

ちなみに来週は、プリキュアたちが海に行く物語の様子。いよいよ夏休みモードですね、プリキュアも。ここからは関西地区の高校野球放送のスケジュールとの兼ね合いで、1~2話、放送延期があったりしてもたいして大きな流れに支障がないような、そんな物語の展開になりますね。おそらく来月、高校野球中継のために放送延期の回がでるため、関西地区だけは平日に1~2回、プリキュアの放送があると思います。そういうときは「プリキュアが海へ行って・・・」とか「夏祭りで花火を見て・・・」みたいな、「どこに入れても8月中ならまあ、物語がなり立つ回」をつくるわけですね、はい。

ということで、今回のプリキュアの話、おわります。


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