2010冊目はこの本。
蟻塚亮二『沖縄戦と心の傷 トラウマ診療の現場から』(大月書店、2014年)
この本が書かれたのが、今年だというのが驚き。
あれだけの壮絶な地上戦がたたかわれた沖縄において、生存された方々に何らかの心的な被害が生じていないほうが、よく考えればおかしいはず。
そしてその心的な被害がその後の生のなかで、いろんな場面で生じてきてもおかしくない。
にもかかわらず、日本の精神科医療はこれまで、この沖縄戦の問題にまともに向き合ってこなかった・・・ということを、この本は指摘しています。
沖縄戦と心の傷: トラウマ診療の現場から
蟻塚亮二『沖縄戦と心の傷 トラウマ診療の現場から』(大月書店、2014年)
この本が書かれたのが、今年だというのが驚き。
あれだけの壮絶な地上戦がたたかわれた沖縄において、生存された方々に何らかの心的な被害が生じていないほうが、よく考えればおかしいはず。
そしてその心的な被害がその後の生のなかで、いろんな場面で生じてきてもおかしくない。
にもかかわらず、日本の精神科医療はこれまで、この沖縄戦の問題にまともに向き合ってこなかった・・・ということを、この本は指摘しています。
沖縄戦と心の傷: トラウマ診療の現場から