tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

お茶室の高校生たちは・・・

2015-05-22 18:41:32 | 非常勤講師奮闘記
5月22日(金)
気温が上がっておりますが、まだ室内にいればそれほどの暑さは感じません。
外は夏日になっていたようです。

今日は高等学校へ行って来ましたので、自宅のお稽古と手分けになりました。
13時10分から16時30分までほとんど休むことなく大声を張り上げるような話し方で終始しておりました。

   

   教科書

生徒たちにも教科書が行き渡ったそうですので、実技ばかりではなく教科書の勉強も考えながら入れて行かなければなりません。
教科書は学校茶道の初級編を使います。

文字通り初心者のための本ですので、やさしく分かり易いように編集されております。
私たちのように永年茶道に携わっている者にとっては何でもない事かも知れませんが、今まで茶道に全く関係のなかった生徒にして見たら、聞いたことが無い、見たことが無い事ばかりだと思います。

   

   日本の大和言葉を美しく話す

大和言葉が絶対だとは思っておりませんが、お茶室で言葉遣いとして会話を成立させるのには自然に優しい言葉遣いになってしまます。
生徒たちは、この会話が苦手のようで、お互い顔を合わせて笑い崩れてしまいます。

たとえば、顔を見ながら「お下げいたします」と云い「美味しく頂戴いたしました」というこれだけの会話が、中々成立いたしません。
「ハイ!もう一度」語気が強くなりますが仕方ありません。

一度会話が成立さえすれば、二度目は簡単に、其れも、自然に出来る子が圧倒的に多く見られます。
今まで話したことの無い言葉で、両手をついて話すのですから照れくさい面もあるのでしょうが、ここを乗り越えれば自然にやさしい会話が出来るようになると思います。

頑張れ高校生の皆さん!!
コメント (2)
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