tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

雛祭りを実感して・・・

2015-02-20 18:10:50 | 茶の湯
2月20日(金)
風も無く穏やかな一日で、何となく春めいてまいりました。
今日は自宅でのお稽古でした。

今月最後のお稽古になりますので、お雛様を飾って桃の節句の気分になっていただきました。

      

   お出迎え

玄関でお雛様が皆さんをお出迎えです。

この雛を出すと気分もすっかり雛祭りの気分になるから不思議です。
長年続けているからかも知れませんが、それぞれの目に見えない密かな力を感じます。

   

   花

床の間の花は、ダンコウバイに春蜀光椿でいつもの花ですが、このダンコウバイは知人が山から採って来てくれたものです。
気晴らしにドライブに出かけたらしく、帰りがけに、忘れずに採って来てくれました。

まだまだ蕾が硬く、山の春は遠いようです。
我が家の庭のダンコウバイはすっかり開いてしまいました。

   
   
   軸
床の間は、立雛の絵に桃花笑春風と賛があります。
この軸にも思い出がありまして、どうしてもお雛様の画賛の軸が必要になった時の事、いつものお軸を世話してくれる道具屋さんに連絡をしましたところ、「時期ですので、急に言われましても・・・」という返事でした。


   

   床の間

それでも私の気持ちを察してくれたのか、「今仙台のデパートで展示会をしております。売れないでおれば、何とか」という事で、手配して手元に送ってくれました。
有り難い事に何とか間に合って、無事に済ませる事が出来ました。

自分の手元にある道具すべてが、手に取るとその時、その時代のいろいろな事が蘇って参ります。
思い入れのある道具ばかりです。

コメント
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