昨日の記事の続きです。
ヴァンクリーフ&アーペル支援のエキシビションですが、メンズリングに特化したコレクションは珍しいと思います。
しかもかなり歴史ある対象が多く、当時の歴史的あるいは思想的背景のみでなく、宝飾技術や素材を知る貴重なコレクションでした。
以下が動画での紹介です⬇️
レコールジュエリーと宝飾芸術の学校によるエキシビションメンズリング イヴ ガストゥ コレクション実は、身を飾る宝飾装身具は女性だけのものではないばかりか、古代から18世紀あたりまでは、権力的地位にある男性たちの力の象徴としてたくさん作られていたのでした。
そして20世紀の個人主義の時代になり男性のファッションが画一化に向かうと、ジュエリーは決められた社会秩序や束縛的な規範に反抗する象徴として身に着けられるものになった。
例えばバイカージュエリーやロックミュージシャンのそれみたいに。
昔のことを見渡せるようになると、未来のことも予測出来るようになる。
これは最近私が学んだ考えですが、なるほどな!と思ったのでした。
宝飾品あるいは宝飾芸術は、無駄な贅沢品ではないのだ。
人が今生の自分自身の「よりしろ」として持つものなのではないか。
そういう感想を抱きました。
大変勉強になったイベントでした。
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