約ひと月ぶりに更新します。
5月の連休前からずっと銀粘土の作品制作に終始していました。
デザイン構想から試作、実作まで2ヶ月近く掛かって、やっと先週完成しました。
その間、ネットとは材料購入以外ほとんど関わっていませんでしたので、若干浦島太郎です。
昨年から今年の春にかけては、実家の両親のこともあって落ち着いて銀粘土の作品を作る余裕もなく、私の所属しているギルドの協会展にも出品できずに、技術も鈍ってしまうことに焦っていました。
今回は腰を据えて作る機会があったので、温めていたデザインを形にしてみました。
コンセプトは、純銀という重金属を使っていかに軽く、涼やかなジュエリーを作るか。
そのため、石(天然、合成)ではなく、レジンを使いました。
金属部分は100%銀粘土で制作しています。
ただでさえ柔らかい純銀ですで、強度を持たせるために何度も焼成したり工夫をしていますが、それでも何度か折れる、壊れるということを繰り返して、その度に修復をしましたので、折れただけではもう心が折れなくなりましたw
銀粘土はロウ付けが難しいので、なるべく一体型にして焼成するのが理想ですが、今回は焼成炉に入らなかった(@_@)という武勇伝が出来ました。何とかしましたけどね。
UVレジンで何度かスノードームの試作を繰り返して、納得のいくものが作れました。
内部に見える海藻のようなリボンも、UVレジンを薄く伸ばして作っています。
水の流れや水面の波紋を表現したかったのです。
重さは47gです。
精神的(デザインが決まらない時)にも肉体的にもきつくて、体調不良と闘いながらの制作でしたが、基本的に面白くて楽しくてたまりませんでした。
創作は楽しいです。