今朝もトシヤの機嫌はあまりよくなかった。
二日続けての雨だし、仕方ないかな。
通所先に出かけようとダウンコートを着ていたら、トシヤがいきなり私の手を取って、二階に引っ張って行った。
一体何事?と、あまり機嫌は良くないけど、こういうのとても面白いので、ニヤニヤしてついて行く。
すると、少し前からアイロン掛けするつもりで放置?してあった私の真紅のジャケットを取って、私に着ろ!と。
(。´・д・)エッ?
春秋もので、薄くて裏もないし、今日はとてもじゃないけど着られないぜ~
ということで、丁重にお断りした。
トシヤもそれほど拘らなかったので、今朝はそのまま出掛けたのだった。
実は、この数週間というもの、私の内側の状態が不安定というか、いまひとつ元気が出ず、身に着ける服や小物の色味がほとんど青とかターコイズ系になっていたのだ。
自分の色である「赤」をどうしても身に着ける気になれないでいる。
つまり、ざっくり言うと、本来の自分らしさを見失って暮している状態であった。
そういうタイミングでのトシヤの奇妙な行動であり、私は「そのこころは?」を考えてしまった。
そろそろ再起動する時期じゃないの?とか言いたかったのですか?
まずは赤い色を受け入れて、萎んだ心に火を点そうかな。
たぶん、トシヤのカラーセラピーだったのです。