goo blog サービス終了のお知らせ 

桜子の † 智天使工房 † 

カラーセラピストでメタルスミスの私が歩む日々。
みんながハッピーになれるものを作りたい。

未来に何を残せるか

2007-04-24 22:29:49 | 自閉症のtoshiya
トシヤのてんかんの薬をもらいに主治医のところへ行った。

最初の発作(2006年2月)以来、幸いにも一度も倒れるようなことはなかった。

薬はセレニカRというデパケン系のを飲んでいるけど、かなり低容量だと思う。
親としても、所詮薬はある意味毒ではあるので、なるべく少なくてすむように願っている。

主治医の先生が「早いものですね、もう今年で20歳だから」と言われたことから、20歳から受給資格が出来る障害年金のことを思い出した。
トシヤは最重度の知的障害の認定を受けている。


諸先輩に、20歳の誕生日前後でいろいろと必要書類を集めるのに奔走しなければならないと聞かされていたので、いったいどのくらい前から準備すればよいのかを確認するために、その足で区役所の年金課へ行ってみた。

職員さんにざっと教えてもらったけど、まあひと月前くらいに必要書類をもらいに行けばよいようだ。
その前に、主治医に診断書をお願いしておかなければならないようだけど。


と、普通に息子が年金の受給資格があることを当たり前のように感じて行動していたのだが・・・



朝日新聞の夕刊にこの何日か連載されている「人脈記・ありのまま 生きて」という記事を読みながら気がついた。

たとえば、障害児が「就学猶予」などとされて教育を受けることが出来なかったことを今のようにみんな学校へ行けるようになったことも、車椅子で電車やバスに乗車できるようになったのも、障害年金を受給できるようになったことも、作業所のようなしくみが出来上がったのも、みんなみんな自ら障害を持った人たちや家族の地道で粘り強い努力があったからだったのだ、とあらためて認識したのだ。


当たり前のことじゃなかった。


ずっと前から切り拓いてきた人たちがいた。


じゃあ、私は未来に向けて何をしていけばよいだろう?
と、思った。


とはいえ、私は自分らしくないことは1mmも出来ない。

きっと何かコレという形あるものを残すことは出来ないだろうけど、諦めずに「それでも人生を楽しめる、幸せに生きる」ことを体現することは出来るかもしれない。

あるいはいつの日か、それが形を持ったものになるかもしれない。





トイザらス・オンラインショッピング