桜子の † 智天使工房 † 

カラーセラピストでメタルスミスの私が歩む日々。
みんながハッピーになれるものを作りたい。

【わたしはあなたに再び会うために生まれた】2

2005-06-16 00:11:43 | カラーセラピー

エッセイ第二段をお届けしますが、もうパソコンが青息吐息の状態なんで、いつ落ちるかわからんドキドキモードで更新中です(これも無駄になったら泣くよ)。

 

昨日に引き続き、私のパートナーシップ考がテーマですが、恋愛論を中心にしてます。

 

≪恋愛中毒≫

私も含めて、人は誰しも最良のパートナーを得たいと願って生きているのではないかと思う。それは必ずしも恋愛や結婚の相手に限らず、同性あるいは異性の友人という意味においてでもあるけれど。

 春は出会いと別れの季節である。勉強のため()に時々立ち寄っている、インターネットの「恋愛」に関する掲示板でも、転勤や進学で恋人と離れ離れ、すなわち遠距離恋愛になってしまうことへの不安を書き込んでいる人がちらほらといる。

 

たしかに好きな人といつも一緒にいたいのはごく普通のことであろうし、頻繁に会えないことで関係性が変わっていくことへの不安を持つのもわかる。

 だが、彼からの電話やメールが来ないことへ異常なまでの不安を抱えていたり、四六時中彼のことばかり考えて、仕事や勉強が手につかないといった女性が意外に多いことにびっくりしている。

 名づけて恋愛中毒、または恋愛依存症。私も女であるから、そういう気持ちは理解出来ないでもない。というか、かつて失敗した恋愛はそういうことが原因だったということで、学習した今だからこそ、それがどういう意味を持つのかがわかるのだけど。

 その渦中にいる時は、ほんとに自分の中心がどこかへ消えてしまったかのようで、自分でも「このままじゃヤバイよ」と感じていたものだ。

 前回でも触れたが、自分の存在に自信がないから、「必要とされる自分」を感じていないと不安になるのである。あくまでも自分の存在価値を見出したいだけだから、彼に対する信頼というのも薄い。だから、確かめれば確かめるほど不安になり、会えば会うほど寂しくなるわけだ。これではいつまで経ってもいい恋愛やいいパートナーシップを結ぶことは出来ない。

 では、どうしたらそういった「独占欲地獄」から抜け出すことが出来るのだろうか?

 簡単に言ってしまえば、自己実現を図ることであろうか。たとえ独りでいても、十分に人生を楽しめている自分になることが、いいパートナーシップを結べる条件だと思う。

 

仕事でも趣味でも、寝食を忘れるほど夢中になれるようなことをやっている人は傍から見ても魅力的である。自ずと輝いている自分になれるのだ。自分自身が毎日を満ち足りた気持ちで楽しく過ごしていれば、もう相手に存在価値を確かめなくとも大丈夫である。

 

 

いい恋愛とは、一緒にいることで安心出来たり共感し合ったりすることであるとすれば、少なくとも不安で輝きを失ったりすることはなく、お互いにさらなる自己実現を可能にしていけるのである。

 

その相手といると、心が解放されるから自分の本当の気持ちがわかるという意味においては、恋愛も友情も同じであろう。お互いに切磋琢磨出来るいい友人(親友)がいるのなら、いいパートナーにも恵まれるといってもよいだろう。

 あなたには心許せる親友がいますか? 準備が整ったところに出会いはあるというから。

                                 

 ※画像は映画「恋愛中毒」・イメージで使っています