角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

優柔不断の損得。

2011年11月25日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ25cm土踏まず付き〔4,500円〕
【2012年1月1日より5,000円】
茶がベースなんですが、ときおり見える赤に和の可愛らしさがありますね。組み合わせもエンジにして、元気な中高年のおじさまにいかがでしょう。

昨晩から冬型の天候になっていて、今日は湿った雪が降り続く寒い一日になりました。それでも芯から冷える、北国特有の冷え込みではありません。週間予報を見てもこのあと気温が上がり、また真冬から少し離れていきそうです。
今冬は案外、根雪になるのが遅いんじゃないですかね。

青森にいる長女が保育実習の打ち合わせのため、昨晩から暫時実家へ戻っています。夕べは帰宅時間が遅くなったので、三女を含めた四人でラーメン屋さんを訪ねました。それぞれ食べたいものを注文するわけですが、いつも最後まで決まらないのが三女なんですね。
ただそれを悪くばかりも言えないのが、三女の頼むメニューは実物を見ると、いつも一番旨そうなんですよ。

お仕事の関係で、ここのところ何度か西宮家にお越しの女性お二方がいます。今日はじめて実演をまじまじと見るや、『あれ~、なんかすごい草履なんですねっ』。お仕事が観光関係と異なるので、私の実演も目に流す程度だったのでしょう。

うちのおひとりは試し履きのうえ、ご自身用とお孫さん用をお買い上げくださいました。今晩娘さんにも見せて、欲しいようならまたお越しくださるそうです。
もうおひとりなんですが、『もぅ、いつもパッと決められなくて、自分の性格がイヤになるんですぅ』。
ご自身の自己分析は「優柔不断」。何足か展示してある草履を眺め、次にお越しの月曜日に決めるそうです。

月曜まであと二日、また新たな草履が増えるでしょう。今日決められなかった優柔不断さが、もしかしたら月曜日に「吉」と出るかも知れませんね。
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