角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

引き潮のごとく…。

2009年09月22日 | 実演日記


今日の草履は、彩シリーズ24cm土踏まず付き〔四阡円〕
黄緑基調の桜&鹿プリントをベースに、合わせは青基調の魚ヘンプリントです。
爽やかな色合いになりそうだったので、男性でも女性でも確率のある24cmにしてみました。どんな方がお選びになるのか楽しみですね。

「シルバーウィーク」と称する五連休も、あと残り一日となりました。春のゴールデンウィークもそうなんですが、最終日というのはみなさん帰り足になりますから、午後の早いうちに人影が少なくなります。明日もおそらくそんな感じになるでしょうね。お客様をお迎えする立場のこちらとしても、『お疲れさまっ』と言いたい心境です。

それにしてもなかなかの人出で賑わいましたよ。開店の午前10時前に一山のお客様が入って見えるのは、桜祭りを除くとそう多くはありません。
私はお客様の有無に関わらず、午前9時過ぎから草履作りをはじめるのですが、座って間もなくのうちに売上があると、なんだか一日忙しなく感じます。そういうのも桜祭りを除くとそう多くはないんです。

おかげさまで展示パネルの草履総数は、間もなく一桁になろうとしています。「シルバーウィーク」のおかげで、お祭り以来の活気が戻った角館。それもおそらく今日くらいで引き潮のごとく去って行くでしょう。同時に草履在庫も引き潮のごとくなくなって行きました。どちらも少々寂しい印象ですね。

お祭り期間とその直後、全国の角館出身者や角館ファンがネット上で「お祭り」を探しているのが分かります。私のホームページのアクセス解析を見ると、普段はない「角館のお祭り」や「お祭りブログ」といった検索ワードが目に付くようになりました。

このブログへ真っ直ぐお越しの方が多いのですが、トップページを開いてもやっぱりブログへと進むのでしょう、9月10日は普段の三倍を超える訪問者数を記録しました。
お祭りが終わって約二週間、草履に関心のない読者は引き潮のごとく去って行きました。現在はお祭り以前とほぼ同数、これからの角館もいつも通り静かな街並みに戻るでしょう。


コメント
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