角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

知名度不足。

2009年09月01日 | 実演日記


今日の草履は、彩シリーズ25cm土踏まず付き〔四阡五百円〕
深緑基調の鷹プリントをベースに、合わせは紺の松葉プリントです。
落ち着いた色調に「和」の雰囲気がイイですね。なかなか粋な草履と思います。
少し久しぶりに男性用サイズの展示品が出来ました。と言ってもまだ2足ですから、お祭りまで残っているか分かりません。

朝晩の涼しさはお伝えの通りですが、ここ数日は日中の最高気温も24℃程度と低めです。夕方には作務衣の上着を羽織る始末、いつものことですが真夏を過ぎるともう早いですよ。気候はすっかり「お祭り気分」といったところです。

実演席隣りのテレビでは、今年もお祭りDVDを流し始めています。街中のいたるところに曳山が置かれ、角館駅や西宮家に程近い立町十字路には置山が組み立てられています。そんな光景を見ながら散策のお客様が、実演席隣りのテレビを見て、『あっ、これなんだぁ!』。
毎度のことながら、角館のお祭りの知名度不足を思い知らされますねぇ。

立町十字路の置山を組み立てている職人さん四人が、トイレのついでか偶然実演席へとお越しでした。みなさん角館草履のことはまったく知らず、『いやぁ、ここサ入ったのはじめでだものなぁ』。
角館草履の知名度不足もまた思い知らされるわけです(苦笑)。

7月17日のブログでお伝えした、実演席前の「丸太椅子」。先日の日曜日にいよいよ文字と画を入れてもらいました。






四つ並んで




角館の似顔絵師、marikoさんの力作です。
米蔵の中から歩いて来ると、まず一番にこの丸太椅子の文字が見えるはずです。さぁて、少しは知名度不足を補えるでしょうか。

コメント
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