ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

もう一つの登舷礼

2013年08月21日 | 一寸そこまで












昨日は「海王丸」について書きました。其の20分ほど前に「青雲丸」の「登舷礼」
も見たのです。実際は何も知らずに、写真を撮り、後で調べるつもりが、今日
になってしまいました。

「そうかな?」とは思っていたのですが、「青雲丸」も練習船で5890トンといいま
すから、海王丸の約2倍の大きさです。こちらは夏に75日程度の世界一周のた
めに余裕を持った練習船で19ノットで走向できるそうです。

偶然とはいえ、2隻の出帆に立ち会ったというわけです。

私がこんなに船が好きなのは、やはり娘時代「船会社」に勤めていたからでし
ょうか。と言っても「船」が好きで「船会社」を選んだわけではありません。成り
行きです。「船」が好きになったのは、神戸港に社船が入港すると、時々上司
が船に連れて行ってくれました。その時、船長が出してくださるのが「サンキス
トオレンジ」や「キーウイ」でした。食い意地のため? ふふふ…。

今でこそ「サンキストオレンジ」も「キーウイ」もはスーパーでも売っていますが、
60年前は、見たこともない、外国の果物でした。そうそう当時「キーウイ」の産
地である「ニュージー・ランド航路」を持っていたのは、日本に、船会社多しと
言えどもわが社だけだったのですよ。

だから、頭の中では「おいしい果物」を想像しながら、入港祝いの為の「花束」
を持って、船を訪れるのです。船が大きくて港に入れなくて、沖に停泊する船
まで「サンパン」という小さな船で出向いていきました。大きな船の甲板から
は梯子が下りていまして、それにしがみついて登るのです。

真下は海です。当時は「スカート」をはいていましたから、風が吹きますと「マリ
リンモンローの『オオ!猛烈!』のように(一寸ふるくて、わからないかな?)
スカートが捲れあがるのです。でも両手は梯子を持っていますから、手は離せ
ません。恥ずかしかったという、若き日の懐かしい思い出です。



おじいちゃん、指揮者の真似して、杖を振るのです。





「ミス」二人が見送りに来ていましたね。船が遠ざかるまで、手を振っていました
よ。お仕事とは言え大変だな~と思いました。

「青雲丸」が出向してから神戸消防音楽隊も、「海王丸」のほうに移動して来まし
たから、「ミス」達も移動したと思うのですが、「登檣礼」に夢中で、出港にも突堤
の端までついて、写していましたから、ぜんぜん後のことは知らないのです。

「神戸・消防音楽隊」といえば、わが社の運動会(近畿一円の船員家族も一緒)
を神戸・王子公園でしたときには、出演を頼んで、初めのパレードは「消防音楽
隊」でしたよ。これも懐かしい思い出です。





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