今日は神戸港に海王丸の「登檣礼」を見に行ってきました。主人は「皮膚科」
の予約が入っているというので、私一人で行きました。二人なら、この暑い時
だしタクシーで「神戸新港第一突堤」まで行こうと思っていましたが、一人だ
と勿体ないから歩いていこうと思いました。
ネットで調べると、三宮からのルートが出て来ましたが、頭の中で考えると、
「元町」のほうが近いと思いました。ネットの地図でも、やっぱりそうでした。
元町から南に下って、10分もすれば、遠方ですが「帆船」が見えてきました、
「正解正解」と思いながら歩みました。
第一突堤は普段は立ち入り禁止だそうです。回りを金網で囲ってあります。進
むに連れて、海技専門学校の制服を着た青年たちが、やってきます「??」と
思いました。神戸で下船した人たちでしょうか、大きな荷物を持っています。
と言うことは、今日「登檣礼」をするのはこのたび乗り込んだ人達だろうか?
など考えながら、急ぎました。思ったより早くついた(30分前)為まだ人は
100人いるかいないかでしたが、時間が迫るに連れて、大勢の人になりまし
た。
登檣礼=帆船の出向時に船員が帆桁(ヤード)等に配置し、見送りに来た来
客に対するお礼の儀式。艦船の場合は「登舷礼(とうげんれい)」と言います。
言葉はいらないと思います。見てください。「登れ!」という合図でグループ
が登り始めます。皆が所定の位置に付くと「渡れ!」と聞こえました。皆がい
っせいに帆にそって移動します。
上の船首の子が「ご・き・げ・ん・よ・う」と叫びます。すると皆が「ご・き・げ・ん・よ・
う!」と続きます。なんど繰り返されたかは分かりません。次の命令で帽子を脱
いで、振ります。
船は静かに動いています。観ている私は形容しがたい気持ちになりました。静
かな感動というのでしょうか。
帆船は、後退しながら、進みます。波止場の切れ目で方向転換始めます。そし
てその時「汽笛」を3回鳴らします。そして神戸港を後にしていきました。
「神戸市消防局」の「蛍の光」に送られて。
帰ろうかなと踵を返すと、ニコニコと女性が話しかけてこられました。「いい写真
撮られましたか?」私の撮っているのをみておられたのでしょうね。「ハイお陰さ
まで。私初めてなんです、登檣礼」「感動でしたでしょう! 私は何回か来ている
のです。お友達も誘うのですが、ここまではね~、遠いって」「どちらから」「垂水
です。主人がね、『デジカメ練習せい』というのですが、未だに携帯なんです」
「画素数が違いますからね」「色も違いますね。今度来るときまでには練習して
おこうかしら」だそうです。
また来られるみたい。私も、今度はレンズを通してではなく、自分の目に焼き
付けたいと思いました。とかいいながら、また、必至でシャッター押すわよね~。
写真の中に息子を発見したので、コメントさせてもらいました。
今、海王丸に乗船しているのは、全国に4校ある海上技術学校の乗船実習科の生徒たちです。
先日は九州から東京の晴海ふ頭まで行って、セイルドリルをみてきました。
でも、残念ながら息子たちの行う「登檣礼」はいまだに見れていません。
こちらの写真で、息子の雄姿が見れて、うれしかったです。 素敵な写真をありがとうございました。
写真の中の息子さんがお目に留まって幸いでした。
そして其の事をお知らせくださって、本当に嬉しく思っております。
私は貴方さまと反対で、セイルドリルを見ては下りません。
残念ながら、神戸港ではしないようです。
いつか何処かで、で会いたいと思っております。
若者の真剣な姿ほどすがすがしいものはありません。
写真は他にもあります。どの型が息子さんか分かりませんが、よろしければ、添付メールいたします。
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