ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

祖父

2006年04月06日 | 思い出話
               神戸花鳥園

4月からのNHKの朝ドラの蟹江さん扮するおじいさんは
外出着にとんび(マント)を着ています。
私のおじいちゃんも冬は中折れ帽にとんびを着ていました。
私はとんびの袖を掴んで歩いていたように思います。
寒い日はすっぽりと私をとんびの中に入れてくれました。

お正月の正装は紋付袴で胸に日露、日清戦争の二つの
勲章を付けていました。その時の戦争の手柄話を
聞かせてくれましたが少しも覚えていません。

ところが普段はどんな姿だったのか思い出せないのです。
勿論着物だったと思うのですが・・・
戦争中の外出は男性は国防色の国民服にゲートルでした。
おじいちゃんもそうだったのかも知れません。

魚釣も好きでした。
魚崎の親戚の家に泊りがけで行っていました。
カラフルな毛ばりを一杯持っていました。
この時ばかりは私はお留守番です。

私を寝かせつけてくれるのもおじいちゃんでした。
お話が上手で私が寝入るまで話すのですが、
昼間は「猿蟹合戦」とか「花咲爺さん」とかお伽話を
読んで聞かせてくれるのですが、寝かせる時は違いました。
おじいちゃんが講談師から聞いた話を聞かせるのです。
「安珍清姫」「岩見重太郎」が私は大好きで、
何度もねだった覚えがあります。
私が本を好きなのはこの影響かと思っています。

おじいちゃんは身体が大きく、四角い顔で、美男子ではなく、
厳つい感じの人でした。写真でしか知らないおばあちゃんも
優しそうな人ですが、普通の器量です。
だのにどうして母のように美人が生まれたのかと、
子供心に何時も不思議に思っていました。
おじいちゃんは「トビが鷹をうんだ」と言っていました。





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3 コメント

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おじいちゃん (ぽてち)
2006-04-07 23:16:24
ちっちさんのおじいちゃん、素敵ですね。私も毎年夏休は田舎に行って会う祖父母達の優しい思い出はいっぱいです。改札口でぐ~~っと身を乗り出す。杖をついた着物姿の祖父が私を見つけた時の笑顔、忘れません。



所でこのお写真の鳥花園のテーブル

お弁当食べたり休憩できる所ですか?

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Unknown (ちっち)
2006-04-08 00:04:58
そうなんですよ。素敵でしょう!

但し持ち込みは出来ません。

私たちは小さいお弁当お茶付き(1,000円) 一つとぶたまん(一つ200円)二つを

分けて食べましたが、

中華のバイキングもありましたよ。

出来るなら14時のフクロウのショウーの

時間に合わせて行く事をお勧めします。

大人も十分楽しめますよ。
返信する
Unknown (いっさ)
2006-04-19 09:51:45
おじいちゃんとの素敵な思い出がいっぱいあって羨ましい! 私の生まれた時には父方母方とも祖母だけでした。写真もなかったので顔も分かりません。でも二人の祖母の思い出は

いっぱいあります。
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