(見~つけた)
私は食べた事がない、甘酸っぱいとか
見て楽しむ物の様な気がするが
地上は花の絨毯「此処にも金木犀があった?」落花を見てその在を知る。金木犀は咲いて2~3日しか匂いはない。鹿児島の主人の従兄弟の家には一人では抱えられない太さの幹を持った金木犀がある。花時に見たことはないが、枝が葉が黒々とした影を作っていた。
プロフェッショナルと言う番組で今週は「ベストセラーはこうして生まれる」と題する「編集者」だった。登場人物は幻冬舎の石原正康さん。私は幻冬舎の本をよく読む。この出版社は何時出来たのだろう。どんな人が作っているのだろう、と考える事があった。今日図らずも知る事になった。
石原さんは「自分の言葉で仕事をすることって大事だと思うんですよな、借りてきた言葉ではなくて。上手くいかないときに、裸になって自分の言葉で人に接していく。それができる事がやっぱりプロフェッショナルではないでしょうか」と言う。
石原さんは作家希望で5度挑戦して、全て落選。せめて本に関わる仕事をしたいと思い、大手出版社に入る。「編集者助手」をしている時に「山田詠美さんの小説」に衝撃を受け、便箋10枚に心を託し作品依頼をする。石原さんはこの頃に仲間と「幻冬舎」を起し、経営者であり、編集の最高責任者として、今、驚異的なペースでミリオンセラーを連発している人である。
山田さんの作品は泉鏡花賞の「アニマルロジック」しか読んでいないが、凄い筋書きを考える人だな~と思ったし、長編だったが一気に読んだ記憶がある。文芸賞、平林たい子賞、女流文学賞、読売文学賞そして直木賞を取っている凄い人なんだ。
この世界だけではなく、自分はヒーロー・ヒロインになれないけれど、育てる事の上手な人はいるもので、本の世界では石原さんは育て上手と言う事らしい。作家にとって作品は子供、命である。その作品を世に出すのが編集者(助産婦)だと言う。執筆中の作家は孤独だ。その苦しい時に電話し、時には手紙を書き心を尽くして励ます。
山田詠美さんのほかに吉本ばなな(キッチン:泉鏡花賞だけ読んだ。若い人に圧倒的な人気と聞く)渡辺淳一さん(失楽園他多数読んでいる)村上龍さん(限りなく透明に近いブルー、13歳のハローワークは孫に買った。今「半島を出よ」を図書館に申し込んだのが1年まえ、まだ順番まで30人いる、何時になるやら)天童荒太さん(永遠の仔:日本推理作家協会賞、長編、他を読んだ)白川道さん(読んでいない。間もなく「斜光の午後」と言う3年かかりの長編が出るらしいので、読んでみようと思っている。)の本を世に出した人だ。
作家との接し方は「全身全霊で褒める」:作品を一番に目を通すのが編集者で、原稿を受け取るとすぐさま読んで感想を伝える。本当に良いと思った所を言葉を尽くして褒める。決して嘘は言わない。
「熱を広げていく」:「熱が広がっていくのは口コミしかない。時には書店廻りをして店長に直接作家のその本に対する気持を伝える、広告を打つ事もあるがそれはあくまで告知である。読者が感想を友人知人に知らせる、いわゆる口コミが熱を広げていく最高の方法である。
本が好きで良く読んでいるが、「編集者」とは原稿の間違いをチェックする人ぐらいに思っていた。売り出すのが「編集者」の仕事とは思いもしなかった。これから本を読むときは、この本を世に出した人はどんな人かと「編集者」を思い浮かべるかも知れない。私が幻冬舎の本を多数読むと言う事は、間接的に「石原正康編集者」のファンと言う事になるのだろうか。
私は食べた事がない、甘酸っぱいとか
見て楽しむ物の様な気がするが
地上は花の絨毯「此処にも金木犀があった?」落花を見てその在を知る。金木犀は咲いて2~3日しか匂いはない。鹿児島の主人の従兄弟の家には一人では抱えられない太さの幹を持った金木犀がある。花時に見たことはないが、枝が葉が黒々とした影を作っていた。
プロフェッショナルと言う番組で今週は「ベストセラーはこうして生まれる」と題する「編集者」だった。登場人物は幻冬舎の石原正康さん。私は幻冬舎の本をよく読む。この出版社は何時出来たのだろう。どんな人が作っているのだろう、と考える事があった。今日図らずも知る事になった。
石原さんは「自分の言葉で仕事をすることって大事だと思うんですよな、借りてきた言葉ではなくて。上手くいかないときに、裸になって自分の言葉で人に接していく。それができる事がやっぱりプロフェッショナルではないでしょうか」と言う。
石原さんは作家希望で5度挑戦して、全て落選。せめて本に関わる仕事をしたいと思い、大手出版社に入る。「編集者助手」をしている時に「山田詠美さんの小説」に衝撃を受け、便箋10枚に心を託し作品依頼をする。石原さんはこの頃に仲間と「幻冬舎」を起し、経営者であり、編集の最高責任者として、今、驚異的なペースでミリオンセラーを連発している人である。
山田さんの作品は泉鏡花賞の「アニマルロジック」しか読んでいないが、凄い筋書きを考える人だな~と思ったし、長編だったが一気に読んだ記憶がある。文芸賞、平林たい子賞、女流文学賞、読売文学賞そして直木賞を取っている凄い人なんだ。
この世界だけではなく、自分はヒーロー・ヒロインになれないけれど、育てる事の上手な人はいるもので、本の世界では石原さんは育て上手と言う事らしい。作家にとって作品は子供、命である。その作品を世に出すのが編集者(助産婦)だと言う。執筆中の作家は孤独だ。その苦しい時に電話し、時には手紙を書き心を尽くして励ます。
山田詠美さんのほかに吉本ばなな(キッチン:泉鏡花賞だけ読んだ。若い人に圧倒的な人気と聞く)渡辺淳一さん(失楽園他多数読んでいる)村上龍さん(限りなく透明に近いブルー、13歳のハローワークは孫に買った。今「半島を出よ」を図書館に申し込んだのが1年まえ、まだ順番まで30人いる、何時になるやら)天童荒太さん(永遠の仔:日本推理作家協会賞、長編、他を読んだ)白川道さん(読んでいない。間もなく「斜光の午後」と言う3年かかりの長編が出るらしいので、読んでみようと思っている。)の本を世に出した人だ。
作家との接し方は「全身全霊で褒める」:作品を一番に目を通すのが編集者で、原稿を受け取るとすぐさま読んで感想を伝える。本当に良いと思った所を言葉を尽くして褒める。決して嘘は言わない。
「熱を広げていく」:「熱が広がっていくのは口コミしかない。時には書店廻りをして店長に直接作家のその本に対する気持を伝える、広告を打つ事もあるがそれはあくまで告知である。読者が感想を友人知人に知らせる、いわゆる口コミが熱を広げていく最高の方法である。
本が好きで良く読んでいるが、「編集者」とは原稿の間違いをチェックする人ぐらいに思っていた。売り出すのが「編集者」の仕事とは思いもしなかった。これから本を読むときは、この本を世に出した人はどんな人かと「編集者」を思い浮かべるかも知れない。私が幻冬舎の本を多数読むと言う事は、間接的に「石原正康編集者」のファンと言う事になるのだろうか。
企業でも良い上司は上手に部下を育てられますものね。何もかも自分でしてしまうのではなく、アドバイスを与えてやる気を起こさせるのが大切ですね。
ここでもコミュニケーションが大切なんですね。それで居て「黒子」に徹しなければならない。脚光を浴びるのは作家のみ。画面でスランプに陥って、筆の進まない作家の気配を感じた編集者が作家に出した葉書を机において書き始めた作家が、葉書を手に嬉しかったと言っておられました。スランプを乗り越えるのも人の愛なんですね。