ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

かすてぃら

2013年06月26日 | 読みました

               「スイレンボク」   一寸ピンボケ     (13-6-20)


昨夜から、一日中雨が降り続いていました。昨日のお出かけの疲れ休めには
もってこいでした。近頃は「好きなこと」をしても疲れるのです。ゆっくりと、本を
読んだり、撮ってあったビデオを見たりとまったりと過ごしました。そ~だ、ウト
ウトと居眠りも入れまして…。

かすてぃら 僕と親父の一番長い日     さだまさし

題名はさださんのお父さんの大好物が「かすてぃら」だったからです、そこここ
に「かすてぃら」が出てきます。私たち関西人は「カステラ」と言いますよね。「ぃ」
は入りませんよね。長崎県、本場では「かすてぃら」と呼んでいるのでしょうか。

お父さんが危篤の病院に、コンサートの合間に必ず駆けつけて、意識のない
体をさすり続けたさださんが、父の生涯を思い出しながら綴った本です。

さださんがお父さんをこよなく愛し続けておられたのが分かります。28億と言う
事業の借金を、息子であるさださんに廻してきても、それでも絶縁しない。お父
さんは幸せな人です。さださんのお父さんを兄弟の友達は、皆慕っていたようです。

このお父さんがバイクの次に乗り始めた自動車が「ニッサン・スカイライン」思
わぬ所で、その名を目にしました。我家の愛車「スカイライン」を思い出しまし
た。

両親共に、世話好きで、さださんや弟さんの友達が大勢詰め掛けてくるのが好
きだったそうで、「ご飯よ!」「ハーイ」とテーブルの座った8人の中に自分の子
どもが一人もいなかったと大笑いするお母さんだったようです。

お父さんの精進落としの席で今日が弟の誕生日だった事を思い出したさださん
は彼のためにバースデイケーキを用意するようにいいました。買って来たの人
は、なんと「お父さんの好きな「かすてぃら」」でした。「かすてぃら」にローソクを
立てて、みんなで祝ったとか。

佐田さんの本は好きで、この本で3.4冊目だと思います。心がほっこりするよ
うなお話が一杯詰まった本でした。




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