ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

奇跡の四国遍路

2019年11月19日 | 読みました

 

 

                  奇跡の四国遍路  黛 まどか

 

まどかさんと私の違いは、彼女は「通しうち」一度に88箇所をまわったが、

私は4回に分けて長期天気予報をにらんで、日にちを決めたので、

彼女のように「雨の日」に当たることはありませんでした。

確か1回きりでした。

 

「奇跡」と言う言葉の意味を探し出すことは出来ませんでした。

 

遍路の終わりの方に、アスファルトの大きな道でした。

何処からともなく「犬」が現われて、

しばらくの間、私たちの前を歩き、時々気遣うように私たちを振り返り振り返り、

先導するように歩いていたのは彼女の時と同じでした。

でも、まどかさんは私たちの何十年も後に歩かれているので、同じ犬ではないでしょう。

犬同士の間で、引継ぎが行われているのでしょうか?

何はともあれ、一人旅に生き物の気配は、嬉しいものです。

 

「皆さん一度は!」 と薦めておられますか、時間的にも金銭的にも、年齢的にも、

出来心で出来ることではありません。

 

遍路が出来るのは「弘法さんのお勧めの人」といわれることがあるようですが、

私はその言葉を信じております。

「遍路」に憧れる淡い気持ちはありましたが、自分が歩くとは思っていませんでした。

 

遍路を終えた帰りの船から投身自殺された方の新聞記事に触発された気がします。

 

いろんな方に出会いましたが、一人の若者が記憶に残っております。

その時の卒業生で、就職先も決まり、東京に住むことになる前に、

遍路に来たということでした。

彼は若いですし、気候も良い時期ですので、「野宿」が主、食べ物は

「お接待」といっていたように思います。

 

もう彼も50代前後と思うのですが、どんな人生で、

「遍路」が彼の生き方にどのようにかかわったか、知りたい気もします。

波風が立つことがあっても、人生そのものは幸せであって欲しいです。

 

 

 

 

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