ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

電話の主

2015年01月26日 | 今日この頃

        「西洋オダマキ」   何処からか種が飛んできたようです     (14―5―20)





1月24日(土) 携帯にかかってきた電話、出ますと何年振りかの枚方に住む
友人でした。

高校の同級生では4人グループですが、私を除いて、あとの3人がB型ですか
ら、それはそれは賑やかですよ。私はポソポソと相槌を打つくらいで、ほとんど
聞き役です。それでもとても逢うと楽しい仲間です。

毎年年賀状を交換しているのですが、今年電話の主から来なかったのです。そ
れで電話をしてみたのですが、2日とも出ませんでした。「病気かしら?」「また、
日を置いて、夜にでもかけなおそう」と思っている所にかかって来ました。

携帯からかけたものですから、彼女の電話には載っていない番号だったのです。
「いたずら電話かな~、と思ったけど2回も架かってきたから、かけてみたのよ」
私だとわかると、何時もの通り、自分の近状を語り始めました。

「元気よ。毎日出歩いてるの、英語を教えてもいるし、この2.3年スペイン語も習
い始めたのよ。それから、去年から、日本の歴史も習ってるの、それからね~、
絵もちょこっと描いてるし、プールも行ってるの、其の間には犬と主人の世話も
せなあかんし、忙しくしてるよ」聞いているだけで疲れるような彼女の近状です。
これがバイタリティ溢れる80歳の今日です。

彼女の「英語」は生半可なものでは在りません、学生時代の休み時間に、すで
に「英語の速記」を練習していましたし、英語検定1級でした。若い頃から、英語
塾の仕事をしていましたし、今は個々のグループの指導をしているようです。

「定年になった大学の歴史の先生に頼まれて、近所で部屋を借りて始めた会が
土曜日で、今日もこれから行くけどね。10人定員が一杯になって、金曜日に開
いたら是も満員で、木曜日に広げたらもう満員なの、終いに毎日になりそうな勢
いよ、じじばばばかりだけどね。それがタダなんよ。あまり気の毒なので、千円
集めて渡したら、怒ってね~、『そんな事するならもう来ません』って怒られてね。
そのうえにね~『喉が渇いた!』といえば、先生がお茶入れてくれるの。生徒の
ほうが皆年上やからね。先生も健康のためとボケ防止らしいわ」だって。
私だって、近かったら行きたいわ。

何人も、何年も「ホームステイ」のママさんやってましたね。さすがにもうしんどい
そうです。其の子が国帰って、招待されて、彼の家にいったんですって、「門から
玄関まで車で数分かかったって、そんなお金持ちの家の子がホームステイする
なんて、日本では考えられないよね!」って話も聞きましたよ。

「明日、運転免許の更新なのよ、認知症のテストというのがあってね。馬鹿みた
いに優しいのよ、明日もあるのかしらね~」「私はそれが始まる前に返納したか
ら知らないのよ」「だってね、あちこち行けるのも車のお陰よ、電車や、バスだと
とても続かないと思うのよ、足は痛み始めていて、ちょっとびっこ引いているけど、
まだ運転は出来るから、飛び歩いてるのよ」

「暖かくなったら、一度あいたいね!」「あなたが一番忙しそうだから、そちらから
声かけて」「そんなら相するわ、そやけど、あちこちはいかれへんで」「ようよね、
この年になったら、お食事しながら、一箇所でお喋りするのが良いね」「そうや、
そうしよ!」と一人語りの電話は終わりました。

「朝の体操」「テレビ英語」「読書」「ブログ」しかしていない私は、今度逢ったら、
彼女のパワーを頂きましょう。


コメント
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