中学校時代、1年生だったと思うが、音楽の授業でレコード鑑賞したメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調の演奏、演奏者はカタカナ3文字、グルカだったかグルダ(これはピアニストだから違うか)だったか、この演奏を聴きたいと思ってかすかな記憶をもとにYoutubeで検索してみたけど結局見つからなかった。
しかし検索の過程で、素晴らしい演奏に出会うことができた。
クリスチャン・フェラス演奏 バッハ作曲無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番
J.S. Bach - Partita for Violin No. 2 in d minor (Christian Ferras)
クリスチャン・フェラス(1933-1982、フランス)の演奏を聴いたのは恐らく初めて。
ディスコグラフィーを調べてみたら、知名度の低さの割には膨大な録音が残されていた。
とくに1960年代は、グラモフォンでカラヤンとの共演した録音が残されている。
1975年にはパリ音楽院の教授の座についたが、1970年代の頃からアルコール中毒、ギャンブル依存症、うつ病になり、演奏活動から退いたという。
1982年、楽壇に復帰したが、その後僅かな期間で投身自殺で亡くなっている。
上記のバッハのパルティータは、一見華やかだった1960年代の演奏とは違うようだ。
1977年の録音。生活が荒れていた時代の録音であるが、そうは感じられないほど高い集中力、精神性に満ちた演奏。
とくに第4楽章、ジーグからは強い感情が伝わってくる。
マイナーレーベルから出され、殆ど販売されなかったようだが、この演奏は彼の本領を出し切っているように思える。
この演奏をこれから何度も聴くことで、聴こえてくる音のずっと深いところから、フェラスの苦悩がきっと読み取れるに違いない。
パルティータ第2番は今までたくさんの演奏を聴いてきたが、この演奏は自分にとっては屈指のものになると思う。
しかし検索の過程で、素晴らしい演奏に出会うことができた。
クリスチャン・フェラス演奏 バッハ作曲無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番
J.S. Bach - Partita for Violin No. 2 in d minor (Christian Ferras)
クリスチャン・フェラス(1933-1982、フランス)の演奏を聴いたのは恐らく初めて。
ディスコグラフィーを調べてみたら、知名度の低さの割には膨大な録音が残されていた。
とくに1960年代は、グラモフォンでカラヤンとの共演した録音が残されている。
1975年にはパリ音楽院の教授の座についたが、1970年代の頃からアルコール中毒、ギャンブル依存症、うつ病になり、演奏活動から退いたという。
1982年、楽壇に復帰したが、その後僅かな期間で投身自殺で亡くなっている。
上記のバッハのパルティータは、一見華やかだった1960年代の演奏とは違うようだ。
1977年の録音。生活が荒れていた時代の録音であるが、そうは感じられないほど高い集中力、精神性に満ちた演奏。
とくに第4楽章、ジーグからは強い感情が伝わってくる。
マイナーレーベルから出され、殆ど販売されなかったようだが、この演奏は彼の本領を出し切っているように思える。
この演奏をこれから何度も聴くことで、聴こえてくる音のずっと深いところから、フェラスの苦悩がきっと読み取れるに違いない。
パルティータ第2番は今までたくさんの演奏を聴いてきたが、この演奏は自分にとっては屈指のものになると思う。