緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

梶原一騎原作「赤き血のイレブン」オープニングテーマ曲を聴く

2019-03-21 23:11:39 | アニメ
1970年代に見たテレビアニメ「赤き血のイレブン」のオープニングテーマ曲をYuotubeで見つけた。
懐かしい。
小学校2年生か3年生の時に見たアニメだ。
原作:梶原一騎。

このアニメも「タイガーマスク」と同様、とてもインパクトがあり、記憶に強く残っている。
当時、漫画には懐疑的で、クソがつくほど真面目な母親が珍しく見るのを許してくれたアニメだった。
一緒に見ていた母親も面白く感じていたと思う。
この時はちょうど家に初めてカラーテレビを入れた頃だ。
今は中国企業に買収され惨めな末路を辿ったあの三洋電機製のカラーテレビだった。
恐らく世界で初めてであったであろうリモコン付きのカラーテレビだった。
ずいぶんふんぱつしたもんだ。
このリモコンは今のリモコンとは全く違う。
赤い樹脂製、先端が持つ部分より径が大きい丸い形状で、発行体のようなものが多数付いていた。
発売後、勝手に電源が入ってしまうという不具合を起こした代物だ。

「赤き血のイレブン」の舞台は高校サッカーだったと思う。
全国から終結した強豪サッカー部がお互い、独自のミラクルシュートを競って血みどろの戦いをした。
ロケットシュート、はやぶさシュートなどが記憶の断片となって蘇る。
最後はかつてライバル同士だった各学校の選抜メンバーが、外国の高校生チームと戦うストーリーだったと思う。
主人公は足に大怪我をし、金属のブロックを埋め込み、はやぶさシュートを編み出したと記憶している。

この「赤き血のイレブン」は「タイガーマスク」のような暗さ、残虐さ、悲しさは無く、明るいながらも凄まじいド根性魂を見せてくれたアニメだった。

思えば原作者の梶原一騎という人物は、警察沙汰を起こすなど破天荒な人生を送ったようだが、人間の本質を問う、素晴らしい作品を残した。
タイガーマスクなどは、今の子供や若い世代が見たらきっと驚くに違いない。
残虐なシーンも多々あるが、男の生き様や、人間の本質とは何かを問う、これ以上無いと言えるほどの究極のストーリーだと感じるに違いない。
梶原一騎という人は人生の途上できっと、どん底から這い上がった経験があるのだろう。
このストーリーが放つエネルギーを浴びて、あの頃の少年たちは知らずとも生きる希望を育てていった。
このアニメの持つエネルギーがかつての日本の繁栄に一役買ったと言っても過言ではないであろう。

赤き血のイレブン オープニング
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