緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

松下耕 作曲「俵積み唄」神奈川県立多摩高等学校演奏を聴く

2020-09-27 00:15:16 | 合唱
今日、小旅行の記事を書こうとしていたが、やることが重なって、もうこんな時間となってしまった。
なので久しぶりに好きな合唱曲の記事を書くことにした。

平成15年度Nコン全国大会で演奏された高等学校の演奏で素晴らしいものがある。
それは神奈川県立多摩高等学校の演奏だ。
曲目は、三枝成彰:作曲、平峯千晶:作詞「あしたはどこから」。
この演奏は私が数多く聴いてきたNコンの演奏の中で最上位にランクされる演奏の一つと言えるものである。
よく「聴き手の"魂"を揺さぶる演奏」という表現を聴くが、この曲の神奈川県立多摩高等学校の演奏がまさにそうなのだ。
聴き手の心の奥にまで届き、聴き手の根源的な感情を引き出すことが出来る演奏。このような演奏こそが最も評価されるにふさわしい演奏と言える。
審査の講評で、つまらない細かいことをあーだこーだ言っているのが、言っちゃ悪いけど、私には情けないなと感じる。
審査員受けする演奏って、はっきり言ってつまらない。
聴いた一瞬上手いと思っても、心に残らない。
心に残らないということは、それだけ力の無い演奏ということなのだ。
一度聴いて、「あれ、これなんか、凄い!」と直感で感じて、その後、数回聴いてその感じ方がさらに強まったならば、その演奏は本物と言える。
そうなったならば、もうその後1度聴いたら立て続けに10回以上は聴くことになることは間違いない。
何故ならば、その演奏は聴き手に強い感情的覚醒を引き起こしているからだ。
それだけ力のある演奏ということだ。見かけ上の上手さとは全く次元の異なる演奏と言える。

今日記事にしたのは、この神奈川県立多摩高等学校が平成15年度Nコン全国大会で演奏した自由曲である、松下耕 作曲「俵積み唄」の録画である。
実はこの録画がYoutubeで投稿された19分後に見つけ、あとで記事に取り上げようと思っていたのだが、それが今日になってしまった。
この演奏も素晴らしい。評価されてしかるべきであろう。

俵積み唄 神奈川県立多摩高等学校


課題曲の演奏もリンクしておく。是非聴いて欲しい。

あしたはどこから 混声合唱(神奈川県立多摩高校)



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