合唱曲「木琴」の演奏者がついに分かった

２０１０年の秋の頃だったと思う。
ふとこの時、中学３年生の時の合唱大会で歌った合唱曲のメロディーが浮かんできた。
歌詞が「妹よ」で始まる曲だった。

この曲、中学時代に歌った合唱曲の中で最も強く心に刻み込まれていた曲だった。
受験勉強のさ中、放課後遅くまで残って２クラス合同で地区の合唱大会目指して猛練習していた。（学年は２クラスしかなかった。１クラス２５人）
この時の猛練習のシーンが走馬灯のように蘇ってくる。今までの人生で最も幸福だった頃だ。

この曲の旋律は全て覚えていた。それから１０年、２０年、３０年経っても、ふと、突然、この曲が心に流れてくることが何度かあった。何も意識しないのに。
しかし旋律は覚えていてもこの曲の名前をどうしても思い出すことは出来なかった。
この曲もう一度聴きたい一心に録音がないか探したことが何度かあったが、見つけることは出来なかった。

そして２０１０年の秋にYoutubeで偶然この曲を発見した。
この曲の題名は「木琴」だった。

この時に予期せぬ出会いに感動したことを記事に書いた。２０１１年の時の記事だ。

２０１１年７月２０日の記事「合唱曲について」

このYoutubeで見つけた「木琴」の演奏は素晴らしかった。
これ以上の演奏は無いと思った。
演奏者たちが心で泣いている演奏だった。
この演奏はこの時何度聴いただろうか。
見つけてから２か月に以上に渡って、１日何回も何回も再生し繰り返し聴くことで、それまで私の心に深く根雪のように堆積していた感情が開放され浄化されていくのを感じた。

そして今日、この演奏の演奏者がついに分かった。
杉並混声合唱団指揮：小林　光雄／ピアノ：小川　やえこ

超名演と言っていい。４０年以上前の学校教育用レコードが音源らしい。
そういえば、中学３年生の時のこの曲の練習の最初に、音楽の先生がこの曲のレコードを聴かせてくれたことがあった。
その時の出だしの歌声を今でもはっきりと覚えている。
この杉並混声合唱団の演奏に間違いないだろう。
見つけることが出来て本当に良かった。

今日見つけた音源を下記に貼り付けさせていただく。

木琴


【合唱】木琴　作詞　金井 直　作曲　岩河 三郎