緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

エルネスト・ビテッティ演奏「アルフォンシーナと海」を聴く

2022-05-20 23:45:10 | ギター
今日の夜は講習会で親しくなった友人と2時間ほどライン電話。
その後、日本酒「七賢」(安酒)を飲みながらビテッティの演奏を聴いてみた。

ラミレス「アルフォンシーナと海」。
入水自殺した女性詩人アルフォンシーナのことを歌った曲だ。
悲しい歌だ。

1980 Ernesto Bitetti Spanish Guitar Classic Guitar Guitarra Clásica - Alfonsina y el Mar


手持ちの楽譜ではホセ・ルイス・ゴンザレス編しかないが、ビテッティが演奏する編曲の方が好きだ。
彼が自ら編曲したのであろうか。この曲はレコーディングもされている。
この録画はビテッティの肉声も聞けるし、彼の長い爪も見ることの出来る貴重なものだ。

ビテッティの音は私の求める音に殆ど近い。
力強い、芯のある男性的な音。それでいて感情的に満ちた美しさを感じる。
楽器は1970年代の表面板が杉材のイグナシオ・フレタによるものだ。張力の強い、音出しの難しい楽器だ。

下の録音はピアソラのライブ演奏。
ビテッティがどれほどの実力の演奏家か分かるのではないか。
左指がジュリアン・ブリームのように変形している。

Ernesto Bitetti plays Adios Nonino by Astor Piazzolla


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