緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

去り行くブルートレイン(2)

2014-03-20 23:22:45 | 鉄道
こんにちは。
明日から三連休。今日は比較的仕事が早く片付いた。今連休前の開放感に浸っている。
先日の新聞に上野-青森間を走っていた寝台特急列車「あけぼの」が廃止されたとの記事が載っていた。



私は実家が北海道なので帰省の時には随分とブルートレインを利用した。
上野と北海道を直通するブルートレインには「北斗星」や「エルム」(現在廃止)があるが、これらの列車は各2回しか利用していない。
よく利用したのが上野-青森間のブルトレである。
東北本線経由は「はくつる」、奥羽本線経由は「あけぼの」、上越線経由が「鳥海」。
上野-青森間の寝台特急でいち早く廃止されたのが常磐線経由の「ゆうづる」であるが、この「ゆうづる」は高校2年生の時の修学旅行の帰りに乗った。
一番利用したのが「はくつる」。一時は1日2往復していた。「はくつる」は廃止されてからしばらく臨時列車として運行されたが、車体はブルトレではなく電車3段寝台であった。私はいつも下段の広い寝台を予約した。電車3段のB寝台下段が一番快適だった。寝台の向きも進行方向に向いていた。
「あけぼの」で1度B寝台ソロ「個室」に乗ったことがあった。お盆を過ぎた頃で車両に私の他1名くらいしか客がいなかった。個室は最高にリラックスできた。
列車の旅は一番好きだ。車窓をぼんやり眺めたり、本を読んだり、自分を見つめなおしたり。一人を楽しむことができる最高の空間だと思う。
東北方面にはかつて寝台特急と並行して夜行急行が走っていた。東北本線経由の「八甲田」、奥羽本線経由の「津軽」、どこ経由か忘れたが「おが」の3線だ。
「おが」を除いたこれらの急行も何度か利用した。寝台が連結されていないころは、座席に座って寝て、次の朝そのまま会社に出勤した。「八甲田」は廃止される数年前に寝台車両が連結された。
現在は帰省に飛行機を利用しているが、道中のことは全くというほど記憶に残らない。旅の交通手段としては最もつまらない。車+フェリーも何度か利用したが、この帰省手段は楽しいが非常に疲れることだ。
これで東北方面のブルトレがなくなってしまうのは楽しみがなくなるので残念だ。
シーンと静まり返った車内でなかなか眠れず、汽笛の音や線路の音だけがやけに耳に残っていたのももう昔のことになってしまうのだろう。
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